BMSG TRAINEE ソロインタビュー Vol.9:KEISHIN、“正直さ”がもたらす精神の強度 「常に僕らしくありたい」

BE:FIRST、MAZZELに次ぐ、3つ目のボーイズグループを誕生させるべく行われた、BMSGによるオーディションプロジェクト『THE LAST PIECE』。その参加者でもあった面々が多く揃った今のBMSG TRAINEEは、最強の原石が揃っている。その強さとは、一体何なのか、どこからやってきたのか――。
リアルサウンドでは、3月18日、19日に行われる『BMSG TRAINEE SHOWCASE 2026 〜 Graduation Party for REN, YUTA, RAIKI, TAICHI, and ISANA 〜』を記念して、出演するBMSG TRAINEE 18名のソロインタビュー連載をスタートさせる。まっすぐに自分の理想を追い求めて、今この瞬間もひた走っているこの若き才能たちに、リアルサウンドは全力でベットしたいと思う。
第9回目に登場するのは、KEISHINだ。一切のごまかしと言い訳もなく、彼は『THE LAST PIECE』を振り返って、「正直に言うと、『通らないだろうな』と思ってました」と話してくれた。こんなにはっきりと言い切ったことに、心底驚いた。しかし、同時にそれがKEISHINの戦い方なのだと思った。自分自身にも、相手にも、まっすぐに正直であること。精神だけでなく、KEISHINの振れ幅豊かなラップもどこまでも一直線に飛んでいく強さを持っている。その声を耳にすれば、どこか真白に漂白されるような、背筋がすっと伸びるような、そんな凛とした空気を帯びていく感覚が広がる。それは、“聴かせる”魅力を持っているということであり、同時にとてつもない繊細さを内包しているということでもある。話を聞かせてもらった今、KEISHINの実直な姿勢を、あらためてたしかに支持したいと思った。彼が13年間育んできたそのまっすぐさ、静かな強さを感じてほしい。(編集部)(火曜日・木曜日更新予定/全18回)
『THE FIRST』との出会い、BMSGの指針――「信念が自分なりにわかった気がした」
――まずは生年月日を教えてください。
KEISHIN:2012年2月24日生まれで、今は中学2年生の13歳です。
――BMSG TRAINEEでいうと、YUさんと同い年で、KAITOさん、LEONさんが入ってくる前は最年少メンバーでしたね。
KEISHIN:はい、そうです。
――KEISHINさんのいちばん古い記憶は何ですか?
KEISHIN:幼稚園の年長さんか小学1年生の頃、お母さんの前で芸人さんの真似をしてた思い出があります。お笑い番組をよく観ていたので、芸人さんがすごく好きで。特にリズムネタや替え歌を真似してました。
――人を笑わせるのが好きだったんですか?
KEISHIN:もともとの性格が明るいタイプなので(笑)、とにかく楽しいことがしたかったんだと思います。
――じゃあ学校でも積極的に人前に出るタイプでしたか?
KEISHIN:人前で何かするのは、まったく怖くないですね。
――初めて大勢の前でステージに立ったのはいつですか?
KEISHIN:初めては幼稚園の時の劇です。えっと、何でしたっけ……宝箱を開けたらおじいちゃんになっちゃうお話をやりました。
――『浦島太郎』ですか?
KEISHIN:あ、それです、『浦島太郎』! でも、役は名前のない通行人のお兄ちゃんみたいな役でした(笑)。
――主役とかではなかったんですね(笑)。
KEISHIN:はい(笑)。当時のことはあまりはっきりとは覚えていなくて、映像で観て「こんな感じだったんだ」と思い出す感じです。
――小さい頃は、どんな遊びをしていましたか?
KEISHIN:お父さんや友達と公園で野球をしてました。基本的に外で運動するのが好きでしたね。小学生の頃も野球クラブに入っていました。
――最初に抱いた将来の夢は覚えていますか?
KEISHIN:野球選手、からの芸能人です。
――まず野球選手になって、引退してからタレントに転身するってことですか?
KEISHIN:そうです(笑)。
――すごい計画的(笑)!
KEISHIN:壮大ですよね(笑)。ちょうど野球とお笑いにハマっていたので、野球選手と芸人さん、どちらにもなりたかったんです。僕は欲張りなので両方を叶えたくて、その道がいいかなって。

――抜け目がないですね。音楽に興味を持ったのはいつ頃からですか?
KEISHIN:小学1年生からダンスを習い始めていたんですが、当時はまだ野球が生活の中心で、そこまで強い関心はなかったんです。でも、小学5年生の頃にお姉ちゃんが観ていた『THE FIRST』を隣で一緒に観て、BE:FIRSTさんに憧れて。そこから野球の道から本格的にダンスや芸能の道へ進むことに決めました。
――『THE FIRST』を観て、どんなところに惹かれましたか?
KEISHIN:単純にパフォーマンスがかっこよかったのもあるし、もともと僕自身、音楽が好きでよく聴いていたから、日高(光啓)さんが語っていた信念が自分なりにわかった気がしたんです。きっと、当時はまだまだ理解しきれてなかったと思うんですけど。でも、「自分もこの人たちと一緒にやりたい」と思って、今までずっとダンスと歌を磨いてきました。
――当時はどういう音楽が好きだったんですか?
KEISHIN:J-POPのヒットソングが中心で、ラップにはまったく触れていなくて。ラップという存在も知らないくらいでした。
――意外です。『THE LAST PIECE』も含めて、KEISHINさんといえばラップの印象が今は強いですが、何をきっかけにラップにハマったんですか?
KEISHIN:通っていたスクールに、そこの卒業生の清水翔太さんがラップを教えにきてくださったんです。その時に、BUDDHA BRANDさんの「人間発電所」という曲を知って、それがきっかけでバチバチにかますラップが好きになって。そこからいろいろなラッパーさんの曲をたくさん聴いて、どんどんラップへの好き度が加速していきました。
――なるほど。BMSG TRAINEEに応募した経緯も教えてください。
KEISHIN:通っていたスクールがBMSGに応募してくれて、そこから入所しました。実はほかにもいろいろな事務所で面接を受けていたんですが、そこで「どんなアーティストになりたいですか?」というふうに聞かれた時、毎回「BMSGに入りたい」「憧れのアーティストはSKY-HIさんです」って言い続けてたんです。
――BMSG TRAINEEに合格した時はどう思いましたか?
KEISHIN:もちろん嬉しかったんですけど、どこか信じられない感覚もあったし、BMSG TRAINEEになれてもデビューできるとは限らないから、ここからもっと頑張らないといけないなと思いました。だから、ちょっと複雑な気持ちがあったのが正直なところでしたね。


















