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Bonnie Raitt

(ボニー・レイット)

非常にピュアな人物であるボニー・レイットは、音楽業界やそれにまつわる関係者を嫌い、ホール・コンサートよりクラブ・ギグを好んだ。ある意味青臭いといえる思想だが、嫌味にならないのは、聴き手との確固たる信頼関係が存在し、信念を貫いた活動を行なっているからだろう。その結果として90年のグラミー賞受賞時に、多くの人たちから喝采を浴びたのも頷ける話だ。
60年代からコーヒー・ハウスでブルースを歌っていたレイットは、サン・ハウスやフレッド・マクダウェルに直接手ほどきを受けたスライド・ギターを武器に、71年デビューを果たす。その後もブルースという枠に収まらず、同時代のシンガー・ソングライター感覚とブルースをうまくブレンドしたサウンドを展開。途中アルコールやドラックに依存した時期もあったが、グラーミー賞受賞で見事復活。また98年のアルバム『ファンダメンタル』では、プロデューサーにミッチェル・フルームを迎え、アーシーさの中に現代的感覚を盛り込んだサウンドを展開——それに乗せて瑞々しい歌声を聴かせている。

制作協力:
OKMusic

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