超特急、ライブで強めた存在感とチームワーク アリーナツアー『the end for beginning』レポ
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2017年12月24日~2018年1月6日にかけて全国3カ所で行われた超特急史上最大規模のアリーナツアー『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2017-2018 the end for beginning』。クリスマスの24日・25日(幕張メッセイベントホール)、年末の27日(横浜アリーナ)・30日(日本ガイシホール)、そして年始の6日(大阪城ホール)で演出が異なり、メンバーのユーキが総合演出に名を連ねたほか、カイとタクヤ(以上メインダンサー)が衣装を、タカシ(バックボーカル)が8号車へのプレゼント(記念乗車券)をプロデュースするなど、メンバー全員がライブ制作にかかわることがアナウンスされていた。やや意味深なタイトルや、先日のリアルサウンドのインタビューで語っていた「これからの僕らは、もっと攻めていきたい」(ユーキ)という予告は、どのように体現されていったのだろうか。ここでは12月27日の横浜アリーナ公演を中心に考察したい。
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既報の通り27日の開演前リハーサルでユーキが脚を負傷し、この日以降は一部演出を変更して行われた同ツアー。開演前の会場アナウンスを担当したのはガリガリ担当(美声担当でもある)のリョウガ(メインダンサー)だった。この日は一通りの注意事項を読み上げたのち、「今日来てくださった8号車(超特急ファン)のみなさまの最高の思い出になるように、絶対します!」と宣言。
クリスマス公演のセットは雪の結晶をモチーフにしたようなきらびやかなものだったが、この年末公演では一変して宇宙ステーションのような重厚感のあるセットに。ユースケ(メインダンサー)プロデュースによるオープニング映像は、メンバーが宇宙船の乗組員に扮するというものだった。ここで思い出されるのが、2015年春に行われ、やはり宇宙空間を舞台にメンバーたちが宇宙海賊・KABA.(KABA.ちゃん)と戦うストーリーだった『BULLET TRAIN ONEMAN SHOW SPRING HALL TOUR 2015 “ 20億分のLINK 僕らのRING ”』だ。クリスマス公演では2014年の東京国際フォーラム公演『BULLET TRAIN ONE MAN “CHRISTMAS” SHOW 3rd Anniversary Special!!!!!!!!〜聖なる一夜〜』を彷彿とさせるようなクリスマスソングメドレーやタップなどのスペシャルなダンスパフォーマンスが披露されており、過去公演のいわゆるリプライズ企画的な側面もあったのだろうと思われるが、そこに込められた意図が気になった。
この日の1曲目は、クリスマス公演ではアンコールの最後に披露された新曲「The End For Beginning」。公演のテーマでもあるスペイシーなサウンドに加え、序盤や間奏などブロックごとにさまざまな顔を持つ同曲では、コーイチ(バックボーカル)が作詞を、ユーキが振付を担当。超特急というグループのたどって来た紆余曲折を歌いつつ、<偽りの自分を捨てTransform! 戦い続ければいい 誰もいない道へ進む勇気 We gotta go ahead>とグループが新たな方向を目指して進みつつあることを示唆した同曲。その世界観を受けたダンスパフォーマンスは、メンバーそれぞれが悩みもがく様子や全員で一つのシチュエーションを表現するような組み技などドラマ性を持たせたもので、4分半という長さの中に映画や演劇のような情報量を凝縮した世界観で8号車たちの度肝を抜いた。
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