Muddy Apesのライブに感じる“距離の近さ” グルーヴに酔いしれた初のツアーファイナル

Muddy Apesのグルーヴに酔いしれた最終日

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 「元気ですかー! 新宿ー! さみしいね、終わっちゃうの。最後まで盛り上がっていきましょう!」というINORANのMCにかぶせるように、DEANのリフで口火を切った「Kizuna Drive」「Zion」「Rola Rola」で会場の盛り上がりは最高潮に。ここまで終始クールだったTAKAも前方へ現れ、メンバー全員で踊りまくる。半円型の会場壁面を囲ったLEDも煌びやかに輝くパーティームードのなか、MAESONが「まったく同じみんなで会おう!」と「Generation 555」の掛け声から同曲へ。ヒートアップしたMAESONはステージを飛び出してフロア前方の柵に登り、大興奮のオーディエンスと一番近いかたちで全17曲のパフォーマンスを終えた。そして、ステージを去ろうとするメンバーたちへ割れんばかりのアンコールを求める声援が飛び交うと、INORANが「また必ず戻ってくるから、忘れんなよ!」とオーディエンスとの再会を誓い、アンコールとして再び「Get Going」を披露。すさまじい熱気と高揚感に包まれながら、ファイナル公演の幕を閉じた。

 Muddy Apesのライブはオーディエンスはもちろん、メンバーも純粋に空間に響くサウンドを楽しむ姿が印象的だった。この余韻が残るうちに、ぜひ次の再会が実現してほしい。

(取材・文=久蔵千恵)

Muddy Apes「How How How ("Go Apes Go!!!" 2016 Tour)」

■セットリスト
『Muddy Apes Japan Tour 2016, Go Apes Go!!!』
7月15日(金)新宿 ReNY
1.Comfy
2.Get Going
3.New Sunday
4.Candy Luck
5.Motor Ego
6.Can Can
7.How How How
8.Space Monkey
9.IZANAE
10.Tequila No.5
11.WAVE
12.Red Moon
13.Peep Show
14.Kizuna Drive
15.Zion
16.Rola Rola
17.Generation 555
En.Get Going

Muddy Apesオフィシャルサイト

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