話題のヒロミ・カスタムカーも展示! 三菱のカスタム軍団が本気すぎる
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毎年開催されるカスタムカーの祭典、東京オートサロン。最近では自動車メーカーのコンセプトカーなどのお披露目の場でもある。特に気合が入っていたのが三菱自動車でヒロミがカスタムしたトライトンの実車展示から、人気ゲーム「メタルギア」シリーズとのコラボまで。ヒロミのカスタムのポイントも合わせて解説したい。
かっこ良く遊び尽くすカスタムカーを!
テーマとして「ゴツゴツしたクルマに乗っている大人はカッコいい。どんなときでも遊び心がある大人はカッコいい。信念のある生き方をしている大人はカッコいい。走りもカスタムもオンもオフもすべての瞬間をカッコよく遊び尽くせ!」を掲げたオートサロン三菱ブース。そこで目立っていたのはローダウン仕様のクルマ。このモデルはタレントで遊びのプロともいえるヒロミさんが手がけたクルマだ。
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ベースとなったのはオンでもオフでも遊び尽くせるシティピックアップトラックとして人気のトライトン。カスタムするにあたり「街乗りの雰囲気」を出すため限界ギリギリまでローダウン化。その数値はなんと10cmとされ、スポーティかつタフなイメージを出すためにフロントディフューザーやルーフエンドウィングといったエアロパーツでドレスアップ。マフラーもスポーツタイプに交換されており、NASCARが主催するピックアップトラックのレーシングカーを彷彿させるサイド出しをチョイス。リアでトレーラーの牽引を考えているところはヒロミさんらしいこだわり。実際に見てみると、単純なローダウンでなく随所に細かいこだわりが施されているのが興味深い。写真では合間を縫って撮影したが、来場者がひっきりなしに訪れる大人気スポットとなっていた。
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メタルギアの世界観を表現
2024年10月に改良を受けたアウトランダーPHEVをベースとしたNIGHT SEEKER。コナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)の大ヒットゲーム「メタルギア」シリーズの世界観をそのままにカスタマイズ。敵に見つからないように潜入し、戦闘は極力避ける、一般的なアクションゲームとは真逆の発想から生まれたステルスアクションゲームが人気の同作中に登場することをイメージし、ツインモーター4WDの静かで力強い走りは過酷な世界でのミッションにも対応できるはず。FOXのロゴもファンにはポイントが高いはず。後方には段ボール(主人公のスネークが隠れるアイコン的な存在)を配するなど、マニアがニヤリとする演出も。
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アウトドアで活用できるデリカ・カスタム!
デリカD:5に新たに設定された特別仕様車をベースにしたカスタマイズカー、アクティブシーカー。マットなガンメタルと低彩度のグリーンカラーを採用し、グラフィックスは三菱のテストコースのある北海道・十勝の地形がモチーフになっている。フロントグリルやポジションランプガーニッシュ、18インチホイールなど全体をブラックマイカで統一することで精悍な雰囲気に。このカスタムモデルのエクステリアパーツはスコップやスコップホルダーを除いて既に販売しているのも魅力。
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またデリカD:5のイメージを踏襲して人気のデリカミニも展示されていた。このデリカミニ、なんと昨年のアジアクロスカントリーラリーのサポートカーとして活躍した個体。リフトアップサスペンションやオールテレーンタイヤ(全地形型タイヤ)、エンジンガードを装着し悪路走破性を高めた個体。泥濘路やダートを含む全2000km以上のラリー全行程を走破しチームを支えた。クルマ同様に人気のデリカミニのマスコットキャラクター、デリ丸。も盛り上げに一役買っていた。今後は人気タレントやゲームとのビッグネームとコラボ・カスタムカーというのも注目していきたいポイントだ。
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