恐竜とテクノロジーが融合したチームラボの『捕まえて集める恐竜の森』を体験 “映える”学びプロジェクトで子どもから大人まで楽しめる

チームラボの新展覧会で“恐竜ハンティング”を体験

 チームラボがGalaxy Harajuku と共同で4月8日から開催している展覧会『Galaxy&チームラボ:捕まえて集める恐竜の森』。

  第3弾となる今回の展覧会は恐竜などの太古の動物がテーマ 。

 「捕まえ、観察し、解き放つ」をコンセプトに、自ら捕まえたものをきっかけに興味を広げていくことをねらいにした、新しい学びのプロジェクトになっている。

 筆者も展覧会に行き、太古にタイムスリップしたかのような幻想的な空間で“恐竜ハンティング”を楽しんできた様子をお届けしたい。

 会場内では恐竜の鳴き声が響き渡り、目と耳で古代にタイムスリップしたような感覚が味わえる。空間を歩いたり飛んでいる恐竜の姿は圧巻だ。

 恐竜などの古代の動物を捕まえるためには、スマートフォンにダウンロードした専用アプリカメラを用いる。

 筆者が撮影に使用したのはGalaxyのスマートフォンだ。ナイトモードで撮影するとこのように鮮明な写真を撮影できる。

 アプリのカメラを動物に向け、カメラに映っている動物に「観察の矢」を放つと、現実の空間に「観察の矢」が飛んでいく。

 矢が動物に命中すると空間からその動物が消え、スマートフォン内に入る。そして捕まえた動物はアプリのカメラで見えている場所にスワイプするとリリースされ、その場所に戻るようになっている。

 矢で捕まえようとした恐竜が他の人と同じだった場合、先に矢を放った方が捕まえることができるため、タイミングによってはミスになることもある。

 リリースされた恐竜はスワイプされた位置に戻るため、恐竜が一部の空間に密集するところを見られるかもしれない。

 また、足元にもトカゲやカエルなどの動物が動き回っている。「観察の網」を投げ込み縄を張り、動物を網の方向へ追い込むと動物は空間から消え、同じように図鑑にコレクションされ、スワイプするとリリースができる。

 個人的には足元を動き回る動物は近づくと逃げてしまうため、網を張っている方向へ追い込む作業が難しく捕まえたときの達成感があった。

 図鑑にコレクションされた動物たちの生息地や特徴などの情報は捕まえるほど加えられていき、3 回同じ動物を捕まえることで、その動物の情報が揃うようになっている。

 捕まえた動物の種類によっては鳴き声を聴くこともでき、楽しみながら新たな発見や学びを得られる。

 空間にいる動物たちは全部で20 種類いるが、コレクション図鑑をコンプリートするには1時間ほどかかるという。

 筆者も熱中して動物たちを捕まえていたが、気まぐれで身体の一部分だけ出す動物や、空を飛んでいるもの、森の後ろの方に影だけ見える恐竜などがいるため、そう簡単には捕まらない。

 楽しみ方は、捕まえて集めるだけではなく“映えスポット”としても注目したいところがいくつかあったので紹介しよう。

 空間にいる動物たちに触れると振り向いたり逃げていくので、木や花に留まっている蝶に触れる瞬間を写真に収めたり、動き回っている恐竜たちと迫力のある写真を撮ることもできる。

 また、空間に沿って止まっていると蝶が何羽か集まって飛んできてくれるので、そのタイミングに合わせて写真を撮ると幻想的な映え写真を撮影できる。

 筆者は恐竜の知識がなかったが、今回の展示会で恐竜の知識を増やすことができた。10匹も捕まえた「パラサウロロフス」のことはおそらく忘れないだろうし、大人も子どもも恐竜を捕まえるために熱中している様子は、とても充実したものに感じられた。

 家族や友人と捕まえた動物の数を競い合ったり、レアな恐竜を探したり映え写真を撮影するなどいろいろな楽しみ方もできそうだ。都内のゴールデンウィークにカップルや家族で行くお出かけスポットとしても、ぜひお勧めしたい。

■開催概要
『Galaxy&チームラボ:捕まえて集める恐竜の森』
開催期間:2023年4月8日(土)~終了日未定
会場:Galaxy Harajuku(東京都渋谷区神宮前1 丁目8‐9)
入場料:無料
公式サイト:Galaxy & チームラボ:捕まえて集める恐竜の森 | teamLab / チームラボ

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