「この星空、実は加工です」 スマホで嘘みたいな写真が作れるアプリとは?
自粛生活が続き、屋外で新たに写真を撮る機会が減った今、「SNSに投稿できる写真がない!」と物足りなさを感じている方もいるかもしれない。そんなときは、過去に撮影した写真を使って加工を楽しんでみるのはいかがだろうか?
元写真のイメージを大きく変えるユニークな加工が可能なアプリ「Photoshop Camera」を紹介しよう。
さまざまな加工ができる無料アプリ
Photoshop Cameraは、無料で使える写真加工アプリ。世界中のユーザーが作った多数の「レンズ」(効果)が用意され、曇り空を晴天にしたり、昼の風景を夜にしたり、流れ星などを加えて写真を動画にしたりといった加工を簡単に行える。
Snowなどの自撮り向けの加工アプリに比べて風景写真に適した加工のバリエーションが豊富で、芸術性の高い画像を作れることが特徴だ。
アプリを使うには「Adobeアカウント」でサインインする必要があるが、料金はかからない。写真はその場で撮影したものを使うことも、スマホに保存しているものから選ぶこともできる。
「普通の風景写真」がこれだけ変わる!
今回は同じ写真にさまざまな効果をかけ、どのくらい変化するのかを比べてみた。元の写真は、曇り空の下で撮った風景写真。全体的に暗くどんよりとした感じで、SNSに投稿しても「映える」感じではない。
写真を選んだ時点で自動で軽い補正が行われる。この写真の場合、元の状態より少し明るくなった。ここにさらに効果を加えるには、右下の「レンズ」をタップ。
画面下部に表示される一覧から「ブルースカイ」を選択。空がきれいな晴天に変わった。
画面を左右にスワイプして効果のバリエーションを選ぶことが可能。静止画のまま加工するタイプに加えて、写真を動画化できるタイプも用意されている。
また、選択中のレンズのアイコンを再度タップした画面からは、効果の強さを調整することも可能だ。
このほかにも、写真の印象を大幅に変える「レンズ」が多数用意されている。「空想」は、空に花火が打ち上がったり、ロケットが飛んだりする。いずれも動画化される。
「ナイトシフト」は、天文写真のような雰囲気。星が軌跡を描いて動いたり、月のような天体がクルクル回転したりする。
「天体」も、夜空のような加工を施せるレンズ。こちらは満点の星空の静止画が用意されている。
「アートフル」は、写真を絵のような雰囲気に変えることができる。色鉛筆画風や油絵風、モノクロのデッサン風などのバリエーションが用意されている。