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Apple Music、LINE MUSIC、レコチョク Best……定額制音楽配信が“動画”続々導入の理由

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 Apple Musicをはじめとして、徐々に広がりつつあるサブスクリプションサービスでのMV配信機能。昨年6月にはLINE MUSICが(参照)、今年1月にはレコチョク BestがMV見放題サービスの追加を発表した(参照)。さらに、Apple Musicに関してはMVだけでなくテレビ番組の配信も行なっている。なぜサブスクリプションサービスでのMV配信は広がりをみせているのか。サブスクリプションサービスにおける動画の重要性とは。デジタル音楽ジャーナリストのジェイ・コウガミ氏に話を聞いた。

「今後スマートフォンは2020年を目処に5Gの通信規格に対応するので、5Gになれば通信速度が上がり、大容量の動画を見ることが今よりもっと楽になります。レコチョク BestやLINE MUSICがMV配信をするようになったのは、そうしたスマートフォン業界の動きからきているのでしょう。

 一方SpotifyがMV配信サービスを導入しないのは、レコメンデーションの設備が整っていないからと思われます。音源に関して高精度のレコメンデーションができていることもあり、MV配信するとなればユーザーや世の中からの期待が高まります。そのため簡単には導入できないのだと思います。ただ、今後MVにおけるレコメンデーション機能の設備が整えば、導入の可能性もあるかもしれません。

 ただ、今は動画と音源を分けて考える必要はそこまでないと考えています。なぜなら、最近では“動画を観ること=音楽を聞くこと”という感覚が強くなってきているからです。また、MVに関しては、楽曲のプロモーションとしての役割が大きく、極端に言ってしまえばYouTubeで評価されるために作られているという側面が増えています。そうした現状を考えると、“サブスクリプションサービスで動画を見れる”ことの価値が認められるには、アーティストがYouTubeありきでMVを作ることに縛られずに、形式を問わず自由に楽曲を配信するアーティストが増えれば変わっていくように思います」

 動画と音源視聴体験にそれほど差がなくなってきているという同氏。では、サブスクリプションサービスでの動画配信はそれほど重要なことではないのだろうか。

「今後、音楽業界が動画やMVをどのように扱うのかで変わると思います。アメリカでは、MVの視聴回数も実績としてチャートや売り上げに反映されます。一方日本はそこまで組み込めていない。日本でもMVの評価を重要視する論調が生まれれば、サブスクリプションサービスの動画配信にも価値が出てくるでしょう」

      

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