Spotify、特定のアーティストを「ブロック」する新機能導入へ? その背景とメリットとは

Spotify、特定のアーティストを「ブロック」する新機能導入へ? その背景とメリットとは

 Spotifyが、“特定のアーティストをブロックできる”機能をiOSアプリでテストしていることを明らかにした。同機能は、ユーザーが特定したアーティストの楽曲を再生しないように設定できるというもの。Spotifyアプリのアーティストページから「このアーティストの曲を再生しない」をタップするだけで、該当するアーティストの楽曲をブロックすることができる、サブスクリプションサービスとしてはありそうでなかったブロック機能。Spotifyが同機能を導入した背景には何があったのだろうか。デジタル音楽ジャーナリストのジェイ・コウガミ氏に話を聞いた。

「同機能ができた背景には、2018年にSpotifyが行ったヘイトコンテンツ対策があります。この対策は、“ヘイト行為をした”もしくは“ヘイト行為への疑惑がある”アーティストに対して、Spotify手動でプレイリストから削除し、プロモートを行わないとしたものです。しかし、Spotify手動で検閲することに対して多くのアーティストやレーベルが反対し、Spotifyはそのポリシーを撤回しました。そうした経緯を経て、Spotifyは“ユーザー手動”の新機能を導入しようとしているのです。

 ブロック機能を使用すると、該当アーティストの楽曲再生をブロックできるだけでなく、プレイリストやラジオにもレコメンドされなくなり、ライブラリにお気に入りとして入れていた場合であっても排除されます。あらゆるところからブロックしたアーティストの楽曲が再生されないようになるんです。R・ケリーの騒動などによって近年では“このアーティストの楽曲はレコメンドされたくない”という声がSNSで見られるようになっており、そうした世の中の流れを汲んで生まれた機能だと思います」

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