谷村新司、チバユウスケ、hide、REITA、PANTA……追悼ライブの意義、語り継がれるアーティストたちの遺産
音楽を好きでいると、時折否応なくやってくるアーティストの死に、我々音楽ファンはどんな時ときも心が痛んで仕方がない。本稿では、そん…
メンバーが流動的だったため、いやそれ以上に活動が突出してめまぐるしかったため、サウンドのイメージが固定化されなかったのがなんとも悔やまれるが、熱風吹き荒れる学生運動パワーに直結した、当時の(いや、今に至るまで、か)日本でもっともプロテストでトピカルで過激で社会派だったバンドのひとつである。なにせ、1stアルバムはリリース前から発売禁止。続く2ndも1ヶ月で回収——というエピソードからも(こんな話ばかり繰り返されるのも、いい加減メンバーは飽き飽きだろうが、でもこんなすごい事実他に無いんだから仕方ない)その異端児ぶりがうかがえようというもの。
結成は69年。パンタこと中村治雄、トシこと石塚俊明の2人を中心に、その時々のメンバーで75年まで活動。左翼系集会や成田空港に反対する三里塚での決起コンサート等々に積極的に参加。当然、種々の妨害やトラブルに見舞われながらも、6枚のアルバムを制作しライヴも絶え間なく敢行していたのだから、やはりそのバイタリティたるや並大抵のものではない。音楽的には百花繚乱で(これも冒険心のなせる技ではあるのだが)、フラワー・トラヴェリン・バンドを率いてのロック・アルバムもあれば、歌謡曲畑のスタッフと組んだポップなものあり、一方で四人囃子とのクールなセッションもあり——と、お咎め無しのやりまくりぶりも、これはこれで感服ものである。
90年に一度、期限限定で再編。後藤升宏や藤井一彦など、若手のミュージシャンがバック・アップした。01年にも再び期間限定で活動中である。 (小池清彦)
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