谷村新司、チバユウスケ、hide、REITA、PANTA……追悼ライブの意義、語り継がれるアーティストたちの遺産
音楽を好きでいると、時折否応なくやってくるアーティストの死に、我々音楽ファンはどんな時ときも心が痛んで仕方がない。本稿では、そん…
75年に頭脳警察を解散させたPANTAは、翌年の『PANTAX'S WORLD』でソロ・キャリアを歩み始めた。名曲「マーラーズ・パーラー」が収められたこのアルバムは、頭脳警察以後のPANTAを印象付けると共に、70年代ジャパニーズ・ロックを代表する作品となる。続く、彼にしては珍しく緩〜い雰囲気を漂わせる『走れ熱いなら』を経て、自己のバンド、HALを結成。アルバム2枚をリリースした後、再びソロ活動を開始する。
そして、『Kiss』(81年)、『唇にスパーク』(82年)とスウィート路線のアルバムをリリース。この2枚は作詞を全て他者に依頼したラヴ・ソング集で、これまでのPANTAのイメージを覆す作風。ファンの間で賛否の論争を巻き起こした。その後もコンセプト・アルバムなどで、常に問題提起や自己のパブリック・イメージに対する戦いを挑んでいく。しかし、89年の『P.I.S.S.』を最後に、スタジオ作品を発表していない。
最近でも頭脳警察の再結成などで、彼のアジテイトを耳にすることはできるが、ソロ・アーティストとしてのPANTAは、シンガー・ソングライターよりもパフォーマーとしての活動に重心を置いているようだ。
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