細野晴臣が語った高橋幸宏の才能と審美眼 追悼特集の6曲にも表れた両者の音楽的な交わり
高橋幸宏が逝去した後、国内外のアーティストーー高野寛、星野源、Sparks、Duran Duranなどーーが哀悼の意を示し、彼が…
エレクトロニカ音楽のパイオニアとして、70's後半から80's前半にかけて、日本はもちろん全世界を席捲した歴史的グループ、YMO。83年に解散するも、93年、一時的に再結成(再生)を果たしアルバム『TECHNODON』をリリース。往年のファン、テクノ・フリークたちを大いに喜ばせた。——そして、あれから10年。細野晴臣と高橋幸宏が待望の新ユニットを結成した。それがこのSKETCH SHOWである。02年9月に1stアルバム『audio sponge』をドロップ。細野晴臣がティン・パンやハリー&マックで実践した原点回帰的な色合いは皆無、あくまでも先鋭性重視。すなわち新しい音を探し出そうとする真摯な姿勢が全編に渡り貫かれているのだ。また、教授参加のナンバーも収録されており、YMOの新作と考えても差し支えないだろう。コーネリアス小山田圭吾がリミックス参加し話題を呼んだミニ・アルバム『tronika』をはさんで、03年11月には2ndアルバム『LOOPHOLE』を発表。
高橋幸宏が逝去した後、国内外のアーティストーー高野寛、星野源、Sparks、Duran Duranなどーーが哀悼の意を示し、彼が…