Jackson Browneの記事一覧

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映画『初体験!リッチモンド・ハイ』のサントラに提供した「サムバディズ・ベイビー」でトップ10入りを果たしたジャクソン・ブラウンは、70年代のカリフォルニアのフォーク・ロックの先駆者としても知られている。68年にニッティー・グリッティー・ダート・バンドに短期間在籍したのちアメリカ東海岸へ行き、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジで偉大な故ティム・バックリーのバック・バンドのメンバーとなり、同年、ニコのアルバム『チェルシー・ガール』に曲を3曲提供した。その後カリフォルニア州に戻りしばらく不遇の時代を送ったジャクソン・ブラウンだったが、バーズとリンダ・ロンシュタットに曲をいくつか提供したのち、ようやくデヴィッド・ゲフィンのアサイラム・レコードとの契約にこぎ着けた。72年にリリースされたソロ・アルバム第1作目『ジャクソン・ブラウン』は高い評価を受け、「ドクター・マイ・アイズ」はただちにシングル・チャートで大ヒットとなった。ワーカホリックのブラウンは、その直後にイーグルスのために「テイク・イット・イージー」を作曲、このカントリー・ロックの曲も大ヒットを記録した。さらに彼は作曲家デヴィッド・リンドレーと共に自分の2枚目のアルバム『フォー・エヴリマン』の制作に取りかかったが、こちらはあまりヒットはしなかった。76年には彼の妻が自殺し、その悲劇を乗り越え『プリテンダー』をリリース。これが翌年プラチナ・セールスを記録する。ブラウンの最近の音楽は昔ながらのスタイルと政治的メッセージがミックスされたものになってはいるが、彼はやはり根本的にはフォーク・ミュージシャンであり、心のこもった情熱的で内省的な曲を作り続けるだろう。

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