『PEANUTS CAMP 2018』第2弾発表でGRAPEVINE、ザ・なつやすみバンドら4組追加
『PEANUTS CAMP 2018』の第2弾アーティストが発表された。 同イベントは、8月25日、26日に千葉県市原市…
GRAPEVINEとはマーヴィン・ゲイのアルバム・タイトル『I heard it through grapevine』から命名されたもので「葡萄のつる」のことで、転じて「よくない噂」という意味合いを持つ。93年11月に、田中和将(vo&g)、西川弘剛(g)、西原誠(b)を中心に結成され、後に亀井亨(dr)が加入する。オリジナル曲の制作開始後、94年7月より本格的に活動をスタート。大阪を中心に京都、神戸などでライヴ活動を展開し、97年9月、1stミニ・アルバム『覚醒』でメジャー・デビュー。UKギター・ロックが色濃く反映された作風は、洋楽志向のリスナーからも支持を得た。その後99年、プロデューサー・根岸孝旨(Dr.ストレンジ・ラヴ)との出会いによって、ラウドに響く歪んだギター、タイトに刻まれるリズム隊の力強さが、一層チューンナップ。結果、彼らの哀愁を帯びたメロディと文学的な歌詞が醸し出す空虚感がより浮き彫りになり、シングル「スロウ」「光について」、アルバム『ライフタイム』などでセールス的にも成功を収めていく。また、田中の女の子ウケする顔立ちと、トボけたキャラクターも捨てがたい魅力がある。次世代ギター・ロック・シーンの最先鋒として快走していた彼らであるが、01年に結成当時からのリーダーである西原がジストニア治療に専念するためバンドを一時離脱。02年に復帰するが同年内をもって脱退を発表。だが果敢にも翌年にはシングル「会いにいく」で3人体制での新たな一歩を踏み出し、振幅激しくスパークするバンド・グルーヴと胸震わせる歌心を共存させた最高傑作の呼び声高いアルバム『イデアの水槽』を提示してみせた。07年にはデビュー10周年を迎え、これまでにシングルは20枚以上、オリジナル・アルバム10枚を発表している。田中による文学的で深い歌詞、3人の優れたメロディー・メーカーによる曲、また力強いライヴで多くの固定ファンを惹きつけるバンドである。
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