skillkills、tricot、ZAZEN BOYS、54-71、MIYAVI......独自のリズムで日本のロックを更新してきた者たち
「四つ打ち好き」「横ノリよりも縦ノリ」「ミディアムテンポやブラックミュージックのような“ハネた”リズムは苦手」……俗に言われる日…
NUMBER GIRLのフロントマン向井秀徳に「一番、対バンしたいバンド」とラブコールを受けたのが、この54-71だ。54-71と書いて「ごじゅうよんのななじゅういち」と読む、なんて変なグループ名なんだろう。だがそれにも増して、彼らが鳴らす音は奇妙だ。生打ちのヒップホップ・トラックをベースとしつつ、ダウナーなダヴ・サウンドを鳴らしているのである。一音一音に殺気すら感じる尖がった空気感が漂う中、淡々と言葉を吐き捨てる佐藤のヴォーカルが無機質に響く。それはまるで、スティーヴ・アルビニの冷徹で凶暴な音楽性がスピリチュアルな世界に溶け込んだようでもある。先入観を捨て54-71ワールドに足を踏み入れれば、実は居心地のいい音空間だと気づくハズだ。
「四つ打ち好き」「横ノリよりも縦ノリ」「ミディアムテンポやブラックミュージックのような“ハネた”リズムは苦手」……俗に言われる日…