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日本のフォーク・シーンにおける重要人物、小室等を中心に68年結成。その後、「中津川フォーク・ジャンボリー」への出演、若き日の吉田拓郎も出演した「9月16日のコンサート」の主催など、コンサート・イべントを中心とした活動を続ける。69年には、当時のフォーク・シーンの2大巨頭のうちの一人、中川五郎(もう一方はいわずと知れた、かの岡林信康)とのスプリット盤(A面が六文銭)でデビューを飾ったのであった。そして72年、初の単独アルバム『キングサーモンのいる島』をリリース。社会風刺の効いたフォーク・ソングという側面だけでなく、R&B/ブルース/カントリーといったルーツ音楽の要素もふんだんに詰め込まれた多彩な内容で、他のフォーク・シンガーとは一線を画す楽しい作品となっている。
しかし同年、アウトテイク集的な意味合いの強い2枚組アルバム『メモリアル』を発表した後、惜しまれつつ解散。六文銭の活動は後々の小室を知るうえで、とても重要な意味合いをもっているのではないだろうか。