下地勇の記事・ニュース・画像一覧

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“ミャークフツ”と呼ばれる宮古島の方言でレゲエやブルース、ボサノバなどを歌う、沖縄県宮古島出身の男性シンガー、下地勇。一風変わったオリエンタリズムが横溢する彼の作品から力強さや温かさを感じ取るリスナーも多い。
高校卒業後の18歳で上京し、サラリーマンをやっていた彼は、当初はミュージシャンになるつもりは全く無かったそうだ。だが、28歳の時に宮古民謡保存会に入会したのをきっかけに、仕事の傍ら音楽活動を始めるようになる。彼が30歳の時、父親の還暦祝いにと“ミャークフツ”でオリジナル曲を歌った録音テープを贈ったところ、父母の友人や島を離れて住む宮古出身者たちの間で話題となった。02年にインディーズでシングル「我達が生まり島」をリリース。日本語ではあるが、聴き方によって英語やフランス語のようにも聴こえる独特の歌い方が評判を呼ぶ。03年には1stアルバム『天(tin)』を発表。05年の4thアルバム『また夢でも見てみるか』では、BEGINの島袋優プロデュースのもと、標準語による作品にもチャレンジした。