石原さとみ、野木亜紀子との再タッグに喜び 育児と撮影で「頭がパンクしそうになることも」

石原さとみが主演を務め、野木亜紀子が脚本を手がけるフジテレビ系水10ドラマ『ポリティカルパン』が、10月7日より放送される。架空の国・ニッポニアを舞台に、史上最強の女ルパン・如月弥生が政界へ潜り込み、不透明な“政治の金”を奪い取っていく怪盗エンターテインメントだ。
『アンナチュラル』(TBS系)以来、約8年ぶりに野木とタッグを組み、当て書きされた“女ルパン役”を演じる石原。再タッグを知った際の喜びや弥生との共通点、役作りについて話を聞くとともに、育児をしながら長尺のシーンに挑む現在の心境や、主演として現場に立つうえで抱いている思いを語ってもらった。
“常に刺激を求める”弥生と自身の共通点
――野木亜紀子さんと約8年ぶりにタッグを組み、“大泥棒”を演じると聞いたとき、どのように感じましたか?
石原さとみ(以下、石原):最初にこのドラマのお話を聞いた時は、嬉しすぎて泣きました(笑)。企画について伺うと、「泥棒」だと聞いて、すごく驚きました。政治とお金というテーマに、こんな斬新な切り口があるんだ、と。真正面から描くと難しい話になってしまうと思うのですが、大泥棒が不透明な政治の金を盗んでいくというダークな切り口で描かれている。野木さんが身を削るようにして生み出した脚本の世界で生きられると思うだけで、すごくワクワクしました。
――弥生の生き方に、ご自身と重なる部分はありますか?
石原:弥生は常に刺激を求めているんです。お金そのものだけではなく、刺激やスリルに対しても欲深い。それによって「生きている」と実感しているように感じます。私自身も、自分なりの「幸せ」の定義を考えたとき、好奇心を持って刺激を求め、それが成長や充実感につながっていくことに幸せを感じます。そういう意味では、弥生が求めているものも分からなくはないなと思います。

――弥生は石原さんへの当て書きだそうですが、役作りではどのように人物像を固めていったのでしょうか?
石原:セリフがとても言いやすく、覚えやすいです(笑)。ただ、自分の解釈が合っているのか不安もあったので、「リハーサルや本読みをさせてください」「野木さんや監督と何度かお会いしたいです」とお願いし、クランクイン前にしっかり準備しました。リハーサルでは、「そこまで女っぽくない」「もう少しクールに」といった意見をいただきながら、監督や野木さんを含めたチームの皆さんが、弥生のキャラクターを細かく調整してくださって。その上でクランクインできたので、今はキャラクターに対する不安はありません。お芝居の振り幅を、その都度上げ下げしながら調整していただけることもありがたいですね。
――ちなみに、セリフが言いやすいと感じるのは、どのようなところですか?
石原:倒置法が多いですよね。それでいて、私の話し方の癖を分かって書いてくださっているようにも感じます。私はクランクインの前日には眠れないほど緊張するタイプなのですが、今回はほとんど緊張しませんでした。直前まで出演していた舞台では、グッと集中しなければ演じられない役だったのですが、今回は「役に入るスイッチを入れた」という感覚すらなくて。顔を上げていても下げていても、目をつぶっていても、何をしても弥生として成立するような、不思議な感覚があります。




















