高橋光臣によるつんく♂の再現度が大反響! 『24時間テレビ』SPドラマで描かれる素顔

高橋光臣によるつんく♂の再現度が反響

 8月29日放送の『24時間テレビ49』(日本テレビ系)内で放送されるスペシャルドラマ『幸せはある』への注目が集まっている。なかでも大きな反響を呼んでいるのが、つんく♂を演じる高橋光臣の姿だ。出演発表時に公開されたビジュアルには、つんく♂本人も自身のX(旧Twitter)で「俺が二度見したわ」と反応。高橋がクランクアップを報告した投稿にも、「役者さんてすごい」「風貌がいかにもつんく♂さん」と、その再現度に驚く声が相次いだ。

 1988年にシャ乱Qを結成し、1992年にメジャーデビューしたつんく♂。「シングルベッド」「ズルい女」「いいわけ」などのヒットを生み、バンドでは4曲のミリオンセラーを記録した。その後はプロデューサーとしてモーニング娘。を世に送り出し、「LOVEマシーン」は176万枚以上を売り上げる大ヒットに。2000年から2002年にはオリコンの作詞家・作曲家部門で3年連続1位を記録するなど、日本のポップミュージック、とりわけ女性アイドルの歴史に大きな足跡を残してきた。

 その後もモーニング娘。だけでなく、松浦亜弥、Berryz工房、℃-uteなど、ハロー!プロジェクトから数多くのアイドルを送り出してきた。楽曲では恋愛や青春を描きながら、女の子の本音や強さ、時にはユーモアまでをすくい上げ、それぞれのメンバーが持つ個性を引き出すソングライティングには目を見張るものがある。メンバーが加入と卒業を繰り返しながらグループが続いていくモーニング娘。のスタイルも含め、現在のアイドルシーンにつながる一つの形を作った人物と言っていいだろう。

 本作で描かれるのは、2014年に喉頭がんを公表し、声を失ったつんく♂と、その家族の物語だ。主人公となるのは北川景子演じる妻・加奈子さん。音楽の仕事を最優先に走り続けるつんく♂と出会い、結婚し、3人の子どもに恵まれた日々から、がんの発覚、声帯を摘出するという決断、その後の生活までが妻の目線を中心に描かれていく。

 振り返ってみれば、つんく♂ほど“声”とともに歩んできた人も珍しい。自身がボーカリストとして歌うだけではなく、オーディションでまだ何者でもなかった少女たちの声を見つけ、その声に合う楽曲を書き、グループとして世の中へ送り出してきた。モーニング娘。を筆頭に数多くのアイドルをプロデュースしてきたつんく♂にとって、声は自分自身を表現するためのものでもあり、誰かの個性を引き出すためのものでもあった。

 だからこそ、喉頭がんを患い、声帯を摘出することになったことは、つんく♂にとって大きな転機だった。2015年、母校・近畿大学の入学式に登場したつんく♂は、スクリーンに「私も声を失って歩き始めたばかりの1回生です」と文字を映し、自ら声帯を摘出したことを明らかにした。それでも作詞、作曲、プロデュースを続け、表現者として活動を止めることはなかった。自ら歌うことができなくなっても、誰かの声を通して音楽を届け続けていることを考えると、つんく♂にとっての“声”は、声帯だけを意味するものではなかったのかもしれない。

 そんなつんく♂の歩みを振り返る上で、モーニング娘。'26によるニューヨーク公演の再現も象徴的な場面になりそうだ。2014年10月に行われた同公演には、つんく♂も現地に足を運び、そのステージを見届けていた。今回、現在のメンバーが当時の衣装をまとい、モーニング娘。'14のステージを再現する。なかでも小田さくらは、12年前の公演にも実際に出演していたメンバーのひとり。メンバーが入れ替わりながら歴史をつないできたモーニング娘。だからこそ成立する光景であり、つんく♂が生み出したものが現在まで続いていることを視覚的にも感じさせるシーンになりそうだ。

 さらに高橋は、「シングルベッド」「ズルい女」「いいわけ」などシャ乱Qの歴代CDジャケットも再現している。髪型や衣装、表情まで当時のつんく♂を思わせる仕上がりだが、ドラマで求められるのは、そうした外見の再現だけではないだろう。ステージでは人々を熱狂させ、プロデューサーとして次々とヒットを生み出してきた人物が、家庭ではどのような夫であり、父だったのか。さらに病によって生活が大きく変化していく中で、その表情や佇まいがどう変わっていくのかも、高橋の芝居を見る上でのポイントになる。

 これまで、つんく♂について語られる際には、シャ乱Qのボーカリスト、モーニング娘。を生み出したプロデューサー、そして声を失ってなお創作を続ける音楽家としての姿に光が当たることが多かった。『幸せはある』で中心に置かれるのは、そこから少し離れた“夫”や“父”としての姿だ。北川演じる加奈子さんを主人公に据えることで、つんく♂が抱えた苦悩だけでなく、その姿を最も近くで見つめ、支えてきた家族の日々にも光が当てられることになる。

 シャ乱Qのボーカリストとして、そしてモーニング娘。をはじめ数多くのアイドルを送り出したプロデューサーとして、長く音楽シーンの第一線を走ってきたつんく♂。高橋の芝居と北川演じる加奈子さんの視点を通して、これまであまり知られてこなかったつんく♂の姿や、その時々で抱いていた思いに触れることができるはずだ。長くその活動を見てきた人にとっても、改めてつんく♂という人物を知る機会になるのではないだろうか。

■放送情報
『24時間テレビ49 スペシャルドラマ「幸せはある」』
日本テレビ系にて、8月29日(土)21:00過ぎ放送
出演:北川景子、前田花、永瀬矢紘、野島瑠玖、田中樹(SixTONES)、モーニング娘。'26、武田真一、高橋光臣
企画協力:つんく♂『だから、生きる。』(新潮文庫)
脚本:岡田惠和
演出:南雲聖一
音楽:はらかなこ
プロデューサー:明石広人、秋元孝之、大形美佑葵
チーフプロデューサー:松本京子、中野利幸
制作協力:オフィスクレッシェンド
製作著作:日本テレビ

『24時間テレビ49-愛は地球を救う-』
日本テレビにて、8月29日(土)、8月30日(日)放送
出演:内村光良、羽鳥慎一、水卜麻美(日本テレビアナウンサー)、SixTONES、山崎育三郎、芳根京子
チャリティーランナー:星野真里
スペシャルサポーター:北川景子
スペシャルサポーター(チャリTシャツ):ちゃんみな
©日本テレビ

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