『アバター:F&A』が描く10代のリアル 若手キャストが語る“同世代にこそ観てほしい理由”

『アバター:F&A』若手キャストが語る

 12月19日に公開される『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』より、スパイダー役を演じたジャック・チャンピオンのコメントが到着した。

 本作は、全世界歴代興行収入ランキングで第1位の『アバター』、同ランキングで第3位にランクインしている『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』に続く、シリーズ第3弾。前2作に続き、ジェームズ・キャメロンが監督を務めた。

 神秘の星パンドラへ“アバター”として潜入した元海兵隊員のジェイク・サリー(サム・ワーシントン)は、ナヴィのネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と恋に落ち、人類と戦う決意をする。第2作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』では、ジェイクとネイティリが家族を築き、長男・ネテヤム、次男・ロアク、養女・キリ、次女・トゥク、そして人間の養子・スパイダーが登場。長男だからこそ感じるネテヤムの責任感や、父という高い壁への葛藤、ロアクが兄ネテヤムに対して感じる劣等感や空回りする想い、さらに養女のキリが抱く周囲との違いや孤独など、思春期特有の姿が描かれた。そして最新作となる本作では、そんな子供たちの心情がこれまで以上に深く描かれている。

 スパイダー役を演じたチャンピオンは「僕を含め若い俳優もそうでしたが、若い観客のみなさんにとっては、“自分の居場所を探しているような心境”にこれまで以上に共感できると思います」と、現代を生きる若者こそ共感できる物語が描かれていることを明かす。「『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』もでしたが、『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』では共感できるポイントがもっと描かれます。子供が大人になっていくことと、広い世界に足を踏み入れることの恐ろしさ。僕にとって、そこは『アバター』の物語においてとても重要な部分なんです。道を見失っているように感じている若者が、模索をしつつ前に進んでいき、その中で新たな人々に出会い、家族を作っていく。それは血のつながった家族かもしれないし、そうでない家族かもしれません。このシリーズはそういったことを語っていると思います」と語った。

 ジャック演じるスパイダーは、パンドラの制圧を目論みサリー一家を追い続けるクオリッチ大佐(スティーヴン・ラング)の息子で、幼いころにジェイクとネイティリによって救出された人間の少年。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』では、ナヴィの身体を持たないことで劣等感を抱きながらも、家族の一員として戦いに参加。しかし、敵対する実の父クオリッチの命を見捨てられず手を差し伸べるなど、等身大の存在感を披露した。最新作の予告では、そんなスパイダーが、人間が自然呼吸できないパンドラにおいてマスクを外している姿や、パンドラの生物とナヴィ特有のつながり方でコミュニケーションをとる姿などが映し出され、彼にとって様々な新境地が訪れることがうかがえる。

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■公開情報
『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
12月19日(金)日米同時公開
出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー、ウーナ・チャップリンほか
監督・製作・脚本:ジェームズ・キャメロン
製作:ジョン・ランドー、レイ・サンキーニ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.
公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/avatar3

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