『鬼滅の刃』上弦の鬼をもし実写化するなら? 童磨役にもはや“本人”レベルの逸材も

『鬼滅の刃』上弦の鬼をもし実写化するなら?

 興行収入330億円を突破するほどの大ヒットを記録している『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』。同作は「無限城」を舞台として、鬼殺隊の面々が強力な上弦の鬼たちと死闘を繰り広げるストーリーとなっている。

アニメ「鬼滅の刃」上弦の鬼解禁PV

 今回はそんな同作に絡めて、「もし『鬼滅の刃』が実写化された際には、誰が“上弦の鬼”を演じるのか」という話題について考えてみたい。

黒死牟

 まずは上弦の壱・黒死牟のキャスティングから。黒死牟はまだアニメ版ではほとんど出番がないものの、上弦の最強格ということで、すでに尋常ではないカリスマ性を放っている。

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 その妄想キャストとして思い浮かぶのは、言わずと知れた名俳優の藤原竜也だ。とくに映画『るろうに剣心』で演じた志々雄真実は、寡黙ながらも凶悪なオーラを全身から発している“悪のカリスマ”で、黒死牟のイメージとも通じるところがあった。

童磨

 また上弦の弍・童磨も、作中トップクラスの戦闘力をもつキャラクター。しかし黒死牟とは対照的に、気さくでおちゃらけた態度が大きな特徴だ。女性を好んで食べるという振る舞いも、軽薄な印象に拍車をかけている。

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 その配役としては、アニメ版で童磨に声を当てている宮野真守がもっとも“ハマる”かもしれない。というのも宮野は子役時代から俳優業も行っており、NHK連続テレビ小説『らんまん』の早川逸馬役で大きな話題を呼んだことも記憶に新しい。さらに声優としても、『桜蘭高校ホスト部』須王環役のように軽薄なキャラや王子様的なキャラを演じている印象が強いため、もはや“童磨本人”に近い。

猗窩座

 続いて「無限城編」で中心人物の1人だった上弦の参・猗窩座は、作中屈指の武闘派で、鬼でありながらストイックに自分の強さを突き詰めているのが大きな魅力。それを再現できる役者としては、ドラマ『ガンニバル』(ディズニープラス)の主人公・阿川大悟役で見せた演技が印象的な柳楽優弥を挙げたい。

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 もしくはもう1人の候補として、眞栄田郷敦を挙げてもいいかもしれない。『ゴールデンカムイ』シリーズの尾形百之助役や映画『ババンババンバンバンパイア』の森長可役で、殺気あふれる武闘派の人物になりきっていたからだ。

半天狗

 また上弦の肆・半天狗役としては、お笑い芸人のひょうろくがイメージ的にぴったりではないだろうか。最近では俳優としての才能を開花させ、『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK総合)で大河デビューを飾っているほどなので、もし実写化が実現した際にはぜひ半天狗を演じてほしい逸材だ。

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鳴女

「無限城編」で上弦の肆となっていた鳴女については、個性派俳優の古川琴音を推したいところ。鳴女といえばホラー映画の登場人物のような不気味さが特徴だが、『みなに幸あれ』や『Cloud クラウド』などで強烈な存在感を見せた古川はまさに適役だろう。

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