エドワード・ヤン監督作『ヤンヤン 夏の想い出』4Kレストア版、12月19日公開決定

『ヤンヤン 夏の想い出』レストア版12月公開

 エドワード・ヤン監督作『ヤンヤン 夏の想い出』の4Kレストア版が、12月19日に公開されることが決定した。

 2000年に公開されたエドワード・ヤン監督の『ヤンヤン 夏の想い出』。今回のレストア版は、第78回カンヌ国際映画祭カンヌクラシック部門のオープニング作品として上映された。

 学生のヤンヤンは、コンピュータ会社を経営する父、そして母、姉、祖母と共に台北の高級マンションで幸せを絵に描いたような暮らしをしていた。だが母の弟の結婚式を境に、一家の歯車は狂いはじめる。祖母は脳卒中で入院。父は初恋の人にバッタリ再会して心揺らぎ、母は新興宗教に走る。そして父は、行き詰まった会社の経営を立て直すべく、天才的ゲーム・デザイナー大田と契約するため日本へと旅立つのだが……。

 台湾ニューシネマの巨匠として知られるエドワード・ヤンは、1982年の『光陰的故事』で監督デビュー後、『台北ストーリー』(1985年)、『恐怖分子』(1986年)、『クーリンチェ少年殺人事件』(1991年)といった作品を世に送り出し、国際的な評価を確立した。そして彼の“最後の完成作”として知られる『ヤンヤン 夏の想い出』は、2000年に開催された第53回カンヌ国際映画祭にて監督賞を受賞。その後、アメリカやフランスをはじめとする欧米各国で高い評価を受け、今日まで世界中のフィルムメーカーや映画ファンに影響を与え続けている。

【特報】『ヤンヤン 夏の想い出 4Kレストア版』12月19日(金)全国公開

 あわせて公開された特報映像には、映画の冒頭の結婚式のシーンと、少年ヤンヤンとその家族の様子が映し出されている。

■公開情報
『ヤンヤン 夏の想い出』
12月19日(金)より、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座、109シネマズプレミアム新宿ほか全国公開
出演:ウー・ニエンジェン、エレン・ジン、イッセー尾形、ジョナサン・チャン、ケリー・リー
監督・脚本:エドワード・ヤン
プロデューサー:河井真也、附田斉子
アソシエイト・プロデューサー:ユー・ウェイエン、久保田修
撮影:ヤン・ウェイハン
照明:リー・ロンユー
編集:チェン・ポーウェン
録音:ドゥ・ドゥーツ
美術・音楽:ペン・カイリー
2000年/台湾・日本合作映画/173分
配給:ポニーキャニオン
©1+2 Seisaku Iinkai
公式サイト:https://yi-yi.jp

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