大泉洋がテレ朝連ドラ初主演 野木亜紀子脚本『ちょっとだけエスパー』10月より放送へ

大泉洋×野木亜紀子、10月期ドラマでタッグ

 野木亜紀子が脚本を手がけ、大泉洋が主演を務める連続ドラマ『ちょっとだけエスパー』が、10月よりテレビ朝日系火曜ドラマ枠で放送されることが決定した。

 本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマンが“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う、完全オリジナルのSFラブロマンス。

 テレビ朝日の連続ドラマ初主演となる大泉は、会社をクビになり、家族も、貯金も、何もかもを失った“どん底サラリーマン”の主人公・文太を演じる。ネットカフェを泊まり歩く日々を送っていたある日、文太のもとに「ノナマーレ」という会社から面接の案内が届く。最終面接になぜか合格。ちょっとだけエスパーとして、“世界を救う”仕事を与えられる。用意された社宅には見知らぬ妻がいて、夫婦として暮らすことになり……。

 脚本を手がけるのは、大泉が「野木さんが書かれてきている作品も素晴らしいものばかりなので、楽しみでしかなかった」と語る、『アンナチュラル』(2018年/TBS系)、『MIU404』(2020年/TBS系)、『海に眠るダイヤモンド』(2024年/TBS系)、映画『ラストマイル』(2024年)などの野木。テレビ朝日の連続ドラマで脚本を手がけるのは、本作が初となる。

 大泉は文太の“ちょっとだけ”のエスパー能力について、「文太の能力は、ちょっとだけとはいえ、なかなかのエスパー。でもこの能力は非常に怖いなと思ったので、僕は絶対欲しくないです。世界を救うにはいい力かもしれないけど怖い!」とコメント。また、文太を演じるにあたり、大泉は「文太さんには周りに流されていってしまうところや、人に強く言えないところがあるんですが、僕も意外とそういうタイプ」と、共通点を明かす。

 さらに、文太と共に戦う(?)「ヒーローの仲間」を演じるキャストが今後発表されていく予定。大泉は「まだ言えないんですが、出演する役者の皆さんがとても魅力的で豪華な方ばかりなんです。野木さんの脚本の中で、その方たちとのお芝居がどうなっていくのかが一番楽しみです。仲間になるエスパーの中には、結構ダメなのもいます(笑)。そういう笑える部分もあるんですが、物語の縦軸はわりと複雑なので、視聴者の皆さんにはじっくり楽しんでいただけると思います」と自信をのぞかせた。

 そして、「これから、ちょっとだけ能力を持った仲間がたくさん出てきます。そんな人たちが、じわじわと世界を救い始めます。すごい展開になっていくので、皆さんにとっても楽しい3カ月になると思います。来週はどうなるんだろうと予測しながら楽しんでいただければ…ひょっとしたら皆さんにも“ちょっとだけエスパー”の力が生まれるかもしれませんよ」と、本作の魅力を語った。

 監督を務めるのは、Netflixシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』(2024年)、『最愛』(2021年/TBS系)、『無能の鷹』(2024年/テレビ朝日系)、『トリリオンゲーム』(2023年/TBS系)などの村尾嘉昭と、『人事の人見』(2025年/フジテレビ系)、『ギークス ~警察署の変人たち』(2024年/フジテレビ系)、『知ってるワイフ』(2021年/フジテレビ系)、映画『ストロベリーナイト・サーガ』(2019年)などの山内大典。

 また音楽には、『JIN ‐仁‐』(2009年/TBS系)、『義母と娘のブルース』(2018年/TBS系)、などの髙見優、『笑ゥせぇるすまん』(2025年/Prime Video)の信澤宣明が決定している。

大泉洋(文太役)コメント

本作のオファーを受けた時の気持ち

脚本が野木亜紀子さんだと聞いて、僕は『アイアムアヒーロー』という映画以来だったのでとても楽しみでした。それ以降、野木さんが書かれてきている作品も素晴らしいものばかりなので、楽しみでしかなかったです。

実際に野木の書いた脚本を読んだ感想

野木さんの脚本らしく、笑いもあるんですが、どこか悲しみをたたえているところがあったり…いろんなことを考えたくなる複雑な部分もあるのですが、それでも面白くてスラスラ読めてしまう。さすがだなと思いました。

本作で演じる文太にどんな印象を持ったか、また共通点はあるか

ここ数年、連ドラでは、わりと激しめの役を演じることが多かったんです。そう考えると、文太さんはとても優しい。穏やかな人物を演じるのは久々だなと思いました。文太さんには、周りに流されていってしまうところや、人に強く言えないところがあるんですが、僕も意外とそういうタイプです。僕がはっきりモノを言うのは「これが食べたい!」くらいなので(笑)
“ちょっとだけエスパー”というぐらいなので、文太さんにも何かしら能力があるわけなんですが、そのさじ加減が面白いんです。ちょっとだけとはいえ、なかなかのエスパーですよ。でも文太さんの能力は非常に怖いなと思ったので、僕は絶対欲しくないです。世界を救うにはいい力かもしれないけど怖い! その一方、仲間になる人には結構ダメなのもいます(笑)。そういう笑える部分もあるんですが、物語の縦軸はわりと複雑なので、視聴者の皆さんにはいろいろと考えながら楽しんでいただけると思います。

もしも文太のようにエスパーになれるとしたらどんな能力が欲しいか

“飛ぶ”のも、実際にやったら肩が痛いとか、着地がヤバいとかいろいろ出てきそうだし…。そうなると“言語”ですね。最近も何度か、ちょっと海外に行ったのですが、全然言葉が通じないので、立ち所にどんな言葉でも話せる能力がほしいですね。

自身にとってのヒーローは?

今さらかよと思われるかもしれないんですが、僕が人生で一番ハマッたヒーローは『24 -TWENTY FOUR-』(2001年ほか)のジャック・バウア―です(笑)。あと“元CIA”の人がかっこよくて好きなので、観る映画はほとんどが元CIAものです。生まれ変わったら元CIAがいいなと思うくらいです(笑)。バカですみません。

視聴者にメッセージ

まだ言えないんですが、出演する役者の皆さんがとても魅力的で豪華な方ばかりなんです。野木さんの脚本の中で、その方たちとのお芝居がどうなっていくのかが一番楽しみですね。
私はちょっとだけ能力を持っておりまして、そういう仲間がたくさん出てきます。そんな人たちが、じわじわと世界を救い始めます。バカバカしいお話かと思いきや、すごい展開になっていくので、きっと皆さんにとっても楽しい3カ月になると思います。来週はどうなるんだろうと、予測しながら楽しんでいただければ…ひょっとしたら、皆さんにも“ちょっとだけエスパー”の力が生まれるかもしれませんよ。

次に解禁されるキャストの“ちょっとだけ”ヒント

実は過去に共演したことがあります。その方の兄役を演じました。あとあまり民放の連ドラのイメージがない方なので、とても新鮮だと思います。もちろん人気もありますし、皆さんが大好きな方じゃないでしょうか。僕もご一緒するのは久しぶりなので、すごく楽しみです。

野木亜紀子(脚本家)コメント

大泉さんとは3回目のお仕事です。大泉さんが大泉さんをしているときがいちばん好きなので、大泉さんが大泉さんなドラマを考えたら、ちょっとだけエスパーになりました。すごくない、ちょっとだけ。
貴島Pと企画を立ち上げたのが2021年の夏。あれから4年経ち、その間に神様ドラマや宇宙人ドラマが放送され、似てやしないかハラハラと見守ったこともありました。
SFやファンタジーが好きです。超能力ブームの時代に育ち『童夢』『AKIRA』『里見八犬伝』『テラ戦士ΨBOY』『帝都物語』といった作品群に夢中だった子供時代。脚本家になってからは「いつかSFを作る」と言い続け、ようやくこうして始まります。
SFといっても本作は “少し不思議※”のSFで、派手な能力は出てきません。雇われエスパーの文太たちは、ちょっとだけの能力で、ちょっとしたミッションを繰り返す。小さな一匹の蜂は、未来を変えることができるのか? 世界からこぼれ落ちた彼らの、悲喜こもごもの物語。毎週火曜よる9時より、ちょっとだけお付き合いください。
※藤子・F・不二雄先生の言葉

■放送情報
『ちょっとだけエスパー』
テレビ朝日系にて、10月スタート 毎週火曜21:00~21:54放送
出演:大泉洋
脚本:野木亜紀子
監督:村尾嘉昭(TBSスパークル)、山内大典(共同テレビ)
エグゼクティブプロデューサー):三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサー:貴島彩理(テレビ朝日)、山形亮介(テレビ朝日)、和田昂士(角川大映スタジオ)
音楽:髙見優、信澤宣明
制作協力:角川大映スタジオ
制作著作:テレビ朝日
©︎テレビ朝日
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/chottodake_esper/
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