『放送局占拠』は定番の展開に “大和”菊池風磨が明かした“間崎”谷川昭一朗の裏の顔

ところで興味深いのは、この“アマビエ”という妖が、熊本出身であることなど共通項を持つ津久見にあてられていると推察される点だ。自ずと他の妖たちも、何らかのかたちでそれぞれの妖とリンクするポイントがあるのだろう。そうしたなかで、占拠現場とは別のところで新たな妖=“のっぺらぼう”が登場する。それは伊吹が大和(菊池風磨)に命じられて拉致する、クリーニング店の店主・間崎(谷川昭一朗)のことだ。

間崎とその娘の菖蒲(北村優衣)を拉致して清掃工場に連れてきた大和は、そこで間崎を「のっぺらぼう」と呼び、彼が遺体処理の始末屋という裏の顔を持つことを明かす。誰もその顔を見たことがないから“のっぺらぼう”。なるほど、先述のアマビエのように出身地で符合する妖以外にも、そのようなパターンがあるのか。ここで大和は間崎に対して、アジトの場所を教えるよう要求する。さらに大和は放送局を占拠している“輪入道”と連絡を取っており、4カ月前に“アマビエ”とも会っている。少しずつ大和の目的が見えてきたような気もするが、まだまだ定かではない。
『占拠』シリーズ第3作目。『大病院占拠』では鬼、『新空港占拠』では干支をモチーフにしたお面が印象的だった武装集団だったが、『放送局占拠』では、妖怪のお面をかぶった妖が500名の人質をとり、放送局を占拠する。
■放送情報
『放送局占拠』
日本テレビ系にて毎週土曜21:00〜放送
出演:櫻井翔、比嘉愛未、ソニン、瀧内公美、ぐんぴぃ、高橋克典、加藤清史郎、曽田陵介、吉田芽吹、戸次重幸、福澤朗、片岡礼子、齊藤なぎさ、山口大地、真山章志、亀田佳明、北代高士、宮部のぞみ、菊池風磨
チーフプロデューサー:道坂忠久
プロデューサー:尾上貴洋
演出:大谷太郎、茂山佳則、西村了
脚本:福田哲平
音楽:ゲイリー芦屋
制作協力:AX-ON
©日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/dbs3/
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