松本まりかと安田顕が大胆キス 『奪い愛、真夏』初回からシリーズならではの魅力満載

『奪い愛、真夏』初回からシリーズの魅力満載

 松本まりかが主演を務め、安田顕が共演する金曜ナイトドラマ『奪い愛、真夏』(テレビ朝日系)が、7月18日よりスタートした。

 今回の『奪い愛』シリーズは、まさかの“タイムリープ不倫”。主人公・海野真夏(松本まりか)が空知時夢(安田顕)とのキス写真を撮られてしまい窮地に陥ったところで、母・三子(水野美紀)の形見である腕時計が逆回転を始め、タイムリープ。真夏はもう一度“知っている”朝から一日をやり直すのだ。

 振り返れば、脚本の鈴木おさむが、制作発表時のリリースにコメントしていた「かなり“飛ばして”おります」、さらに第1話冒頭にある三子の「人生は何度でもやり直せる」というセリフが、今回の作品がタイムリープものであることを示唆していた。ぶっ飛んだ設定に驚きはしつつも、『奪い愛』シリーズならありかと納得できるのが、本作の最大の魅力だろう。

 言ってしまえば、高校生時代の真夏を演じる松本まりかのセーラー服姿、真夏の元カレとして大浦隼人をウイッグを被り一人二役を演じている安田顕も、ツッコミどころたっぷりなのだが、むしろこれでこそ『奪い愛』シリーズだと思わせてくれる。

 松本は『奪い愛、夏』(ABEMA/2019年)と『奪い愛、高校教師』(テレビ朝日系/2021年)に出演し、今作でシリーズ初の主演を担っている。元カレそっくりの時夢を目の当たりにし困惑する表情は、見開いた目と左右非対称となる眉の動きが松本の真骨頂。初回のハイライトの一つである夏夜の海辺でのシーンでは、時夢に気持ちがグラつきながらも、毅然とした態度を見せるが、最後には大胆なキスで禁断の不倫へと落ちていく、その心情の揺れを見事な芝居で見せてくれている。

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