『放送局占拠』櫻井翔の“絶対に死なない”武蔵は健在! “青鬼”菊池風磨の真意は一体?

『放送局占拠』“絶対に死なない”武蔵は健在

 7月12日に放送がスタートした日本テレビ系ドラマ『放送局占拠』。もちろんこれは、2023年1月期の『大病院占拠』、2024年1月期の『新空港占拠』に続く『占拠』シリーズの第3弾(その間には、同じ世界線で描かれる『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』もあったが)だ。

 前作までは神奈川県警捜査一課の強行班係の刑事だった武蔵三郎(櫻井翔)は、警視庁刑事部に新設された“BCCT”に出向となっている。同じチームにはSIS管理官だった和泉さくら(ソニン)やKSBCの情報分析官だった志摩蓮司(ぐんぴぃ)、横浜署の刑事であった本庄杏(瀧内公美)に加え、武蔵の妻・裕子(比嘉愛未)の弟・伊吹裕志(加藤清史郎)もいる。この“BCCT”は「立てこもり犯罪対策班」。いわば彼らは“占拠”に対するスペシャリストとなったわけだ。

 本筋であるテレビ局占拠が行われるよりも1カ月前に起きたバスジャック事件から物語は始まる。『大病院占拠』の時には、こうしたプロローグの事件が本筋に大きく関わっていたので一応頭の片隅にでも留めておいて損はないが、あくまでこれは“BCCT”という組織が編成されたことを示すだけであろう。早速このシーンから爆発に巻き込まれる武蔵。命を落としていてもおかしくない状況でも、無傷で人質を抱えて出てくる相変わらずのタフさ。この後にも放送局で二度目の爆発に巻き込まれて無事なので、やはり今回も武蔵は“絶対に死なない”ものとして、彼のピンチに関しては安心して観ていられるに違いない。

 病院→空港ときて、今回武装集団が占拠するのは“テレビ日本”という放送局の建物。万全のセキュリティシステムが搭載されており、操作してしまえば“要塞”と化す点は前2作の現場と同様である。“鬼”、“獣”と続いていた武装集団の出立ちは、今度は“妖(あやかし)”となる。彼らは“妖党”という党派を立ち上げ、リーダー格と思しき“般若”が東京都知事選挙に出馬。その候補者たちが集う特別番組の放送中に、放送局を占拠するという流れだ。

 10階建ての広さに500人という人質の多さを9人(局内などに仲間がいる可能性は高いが)で制圧するのは実に難儀であろう。彼らはこれまでのように動画配信サイトを使って世間に発信するのではなく、放送局という場所の利点でもあるテレビを活用する。また、人質側には都知事選の候補者たちや番組スタッフのほか、テレビ局に出入りする様々な人が含まれている。そこにはドラマの医療監修で招かれた裕子と、見学に訪れた娘・えみり(吉田帆乃華)もおり、そのドラマの主演俳優・式根潤平(山口大地)は内閣官房長官の息子だとか。

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