『隠し味にはロマンス』ユ・ヨンソクがコ・ミンシの元カレに カン・ハヌルと火花を散らす

『隠し味にはロマンス』 三角関係が始まる

 ボムとヨンジュがデートの約束をした日に、ヨンジュの前にかつて関係を持っていたチョン・ミン(ユ・ヨンソク)が現れる。ヨンジュは、ミンを見ると血相を変えて、彼を追い出すも、ミンは店が終わるまで待っていた。ボムは、ヨンジュとミンの間に漂う雰囲気に嫌な予感を察知するが、ミョンスクがふたりが写った過去の写真を持ってくる。

 ミンは、ヨンジュと共に働いていた三ツ星レストランの師匠が病気であることを告げ、ヨンジュを札幌へ連れて行く。ボムは、ヨンジュの後を追い札幌へ行き、ミンがヨンジュの元カレだったことを知る。ヨンジュは、三ツ星レストランの師匠が認知症で食事を取らないことを目の当たりにして、ショックを受ける。ヨンジュは、ミンと共に、師匠に食べさせるための食材を探しに出かけようと車に乗り込むが、ボムもやってきて3人は共に行動することに。ボムとミンは、ヨンジュを巡って恋の火花を散らす。

 カン・ハヌルとユ・ヨンソクがコ・ミンシを巡って恋の三角関係のライバルとなる、なんとも贅沢な展開となった。カン・ハヌルとユ・ヨンソクがにらみ合う姿は、さすが主演級俳優同士の圧倒的な迫力で、SNSでも興奮する声が見られた。

 ユ・ヨンソク演じるミンのキャラクターが、湿度高めのじっとりとした雰囲気を醸し出している。ミンとヨンジュの関係が破綻した原因も、ミンのミスをヨンジュが庇ったことが発端という、なんとも煮え切らない展開だ。そんなミンを、グズグズ感たっぷりに演じるユ・ヨンソクは、さすがの演技力で、『その電話が鳴るとき』のペク・サオンとして多くの視聴者をメロメロにした姿は影も形もない。ミンが過去に行ったことは相当の“萎え男子”ムーブだが、ユ・ヨンソクが演じるとダメなところも庇いたくなってしまったヨンジュの気持ちも理解できる。さらに今週はヨンジュが孤児であることも明かされ、ヨンジュが自立したきっぷのいい女性として、ミンを放っておけなかったことが想像できる。

『その電話が鳴るとき』ユ・ヨンソクの“底なし沼”な魅力に浸る 王道のハプニングキスも

Netflixで独占配信中の『その電話が鳴るとき』でユ・ヨンソクのエキサイティングな演技に沼落ちする視聴者が続出している。本作は…

 ボムがミンが食品会社ハンサンと繋がっていることを知り、ヨンジュとミンの姿を複雑そうに眺めるところで第6話の幕は閉じた。カン・ハヌルとユ・ヨンソクがコ・ミンシを巡ってどのくらい争うのか、はたまたあっさりと引き下がるのか、何やら買収に絡んだ裏があるのだろうか。美味しそうな料理に目を奪われながら、ユ・ヨンソクの登場により三角関係というスパイスが振りかけられた物語の進展を楽しんでいる。

■配信情報
Netflixシリーズ『隠し味にはロマンス』
Netflixにて独占配信中
出演:カン・ハヌル、コ・ミンシ、キム・シンロク、ユ・ヨンソク
脚本:チョン・スユン
演出:パク・ダンヒ

クリエイティブディレクター:ハン・ジュニ

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