『魔物(마물)』“凍也”塩野瑛久のDVが止まらない ”あやめ”麻生久美子が気づいた現在地

『魔物(마물)』“凍也”塩野瑛久のDVが激化

 一方で、凍也のDVは路上で夏音にも振るわれ、その様子がSNSで拡散されていた。夏音が逃げ帰ったのは、陽子のもと。同時に名田の殺人事件は、名田自身の緊縛プレイによる事故死ということが明らかになり、名田家、さらに残された陽子は変態夫の妻というレッテルを貼られていた。

人はなぜ危ない男との泥沼恋愛にハマるのか 不倫やDV描く問題作『魔物(마물)』から考える

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 そして、あやめ、夏音、陽子による三つ巴のサムゲタンパーティーで、「暴力」「結婚」「身体の相性」「性癖」と醜い罵り合いが繰り広げられていく。あやめは凍也に絞められた首の痣をまるで勲章のように夏音に見せつけ、夏音は陽子に対して「凍也をそういう目で見てるくせに」とタブーに触れる。ふとした瞬間に、あやめは「いつからこちら側に来てしまったのだろう。違う世界で生きていたはずなのに」と軽蔑していた女に自分自身が落ちてしまっていることに気がつくのだ。

 本作のサスペンス要素を担っている名田殺しは事故死ということで決着したかに思われたが、どうやら殺人事件はまだ終わっていないようだ。その鍵を握っているのは、息子の潤(落合モトキ)である。

『魔物(마물)』の画像

魔物(마물)

テレビ朝日が、韓国のスタジオ・SLLとタッグを組んで送る日韓共同制作オリジナルドラマ。不倫、DV、セックスなど愛と欲望にまつわる過激なテーマを掲げたラブサスペンス。麻生久美子と塩野瑛久が初共演にして濃厚なシーンに臨む。

■放送情報
『魔物(마물)』
テレビ朝日系にて、毎週金曜23:15~24:15放送
出演:麻生久美子、塩野瑛久、北香那、神野三鈴、佐野史郎、大倉孝二、落合モトキ、宮本茉由、宮崎吐夢、うらじぬの、若林時英
原案:シン・ウニョン
脚本:関えり香
監督:チン・ヒョク、瀧悠輔、二宮崇
音楽:jizue
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)、パク・ジュンソ(SLL)
ゼネラルプロデューサー:中川慎子(テレビ朝日)、チェ・へウォン(SLL)
プロデューサー:貴島彩理(テレビ朝日)、イム・チョヒ(SLL)、河野美里(ホリプロ)
制作著作:テレビ朝日・SLL 
制作協力:ホリプロ
©テレビ朝日・SLL
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/mamono/
公式X(旧Twitter):https://x.com/mamono_tvasahi/
公式Instagram:https://www.instagram.com/mamono_tvasahi/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@mamono_tvasahi/

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