乃木坂46 5期生はいかに成長してきたか 『超・乃木坂スター誕生!』毛利忍Pが語る舞台裏

乃木坂46の5期生たちが、名曲のカバーに挑戦する音楽バラエティ番組『超・乃木坂スター誕生!』(日本テレビ系)。
2023年4月よりスタートした同番組。昭和・平成の名曲を披露してきたシーズン1(2024年2月20日放送回まで)を経て、2024年4月30日放送回から始まったシーズン2は、最新ヒットソングのカバーや一流ミュージシャンたちとのコラボにも挑戦し、パワーアップ。Mrs. GREEN APPLEの大森元貴をゲストに迎えて披露した「春愁」や、井上和がオーディションで歌った思い出の曲「変わらないもの」の奥華子とのデュエットなど多彩なパフォーマンスを披露しており、着実に成長する5期生たちの姿が見てとれる。
そんな『超・乃木坂スター誕生!』の#41から#60までを収録したBlu-ray第3巻が4月23日に発売。そこで今回は毛利忍プロデューサーに、同番組での5期生たちの成長や、ゲストとのコラボレーションについて振り返ってもらった。
毛利プロデューサーが分析する、5期生のパフォーマンス力の高さの理由
――2023年4月30日放送回(#41)より『超・乃木坂スター誕生!』はシーズン2を迎えました。シーズン1ではメンバーがコントにも挑戦するなどしていましたが、シーズン2では『新・乃木坂スター誕生!』(2022年4月〜2023年2月放送回)同様、ゲストミュージシャンの方々の代表曲を5期生たちがコラボ歌唱するスタイルになりましたね。
毛利忍(以下、毛利):毎回、まさに超一流のゲストミュージシャンのみなさんにお越しいただいています。「この方に出てもらいたい」と心から思っているすばらしいミュージシャンのみなさんばかりですので、私が「この人はこんなふうにすごかった」と振り返るのは失礼だと感じるほどです。ただ、たとえば#41では、コラボ歌唱というスタイルで進行するのは久しぶりでもあったので「まず5期生たちにとって親しみがあるアーティストをお招きしよう」と、5期生たちの世代が大好きなMrs.GREEN APPLEの大森元貴さんをお招きしました。

――世代的に親しみのあるミュージシャンが登場されたときの、メンバーの感激した反応も見どころですよね。2022年4月に番組が始まって以降、毛利プロデューサーは5期生たちの成長をどのように感じていらっしゃいますか?
毛利:この番組は、5期生たちが加入して間もない時期に始まりました。彼女たちにとっては「いきなり番組で歌うことになった」という感覚だったかもしれません。もちろん最初から歌がうまいメンバーもいれば、歌うことに自信を持てないというメンバーもいました。
――そうだったのですね。
毛利:たしかにそういった差はありましたが、しかし全員が毎回、真摯に歌に向き合っています。だからこそ現在のパフォーマンス力の高さに結びついているのではないでしょうか。たとえコラボする楽曲が今までやったことがない歌唱法だったとしても、みんなちゃんと取り組んで、そして披露することができています。なにより自分なりにしっかり楽曲の解釈をしてから、収録に臨んでくれます。みんな、歌に対する考え方が非常に真面目なんです。

――その様子が伝わってきます。
毛利:あと、ゲストとしてお越しくださるのはなんといっても、ものすごい実績を持っていらっしゃるミュージシャンのみなさん。ですので、楽曲性はもちろんのこと、その人から発せられるパワーも並外れています。
――なるほど。
毛利:しかも、たくさんの人を魅了するミュージシャンのみなさんは、とても優しいんです。メンバーは、コラボ歌唱のときは本当に緊張しています。そういうとき、ミュージシャンのみなさんが優しく接してくださるので、こちらとしてもすごく助かっています。歌い終わった後、緊張がゆるんだメンバーを抱きしめてくれたりしますし。その様子が映し出されているところも『超・乃木坂スター誕生!』の一つの魅力かもしれません。


















