『恋は闇』志尊淳に立ち続ける犯人フラグ 向葵の同僚が話した設楽に関する意味深なワード

無論、その5月5日夜の一連以外にも容赦なくフラグは立ち続ける。結局発生していた5件目の事件で、遺体に残された注射痕を発見した松岡(浜野謙太)。次のシーンで設楽は、部屋で一人で注射針を前にしている。さらに向葵(森田望智)が病院で設楽と万琴が写った写真を見ていたところ、後ろからやってきた同僚(小林涼子)が、設楽が元カレであると話す。前回、向葵が設楽を見て一瞬固まった理由は、その顔を一度見たことがあったけれど思い出せなかった、といったところだろうか。それにしても、その同僚が語っていた「私史上一番ヤバい元カレ」というのも意味深なワードである。

話は戻るが、大雨が降りしきる夜の住宅街で万琴が黒いレインコートの人物と遭遇する場面は、色の少ない画面のなかで万琴の傘だけがワンポイントで色を発している実に印象的な画づくりが為されていた。そしてテレビ局に戻った万琴に、この件を自ら報道させるのかで言い争う野田と蔵前(西田尚美)に、「自分の言葉で伝えたいです」と申し出る万琴。被害者やその家族を顔出しで取材する必要があるのかという、第1話で描かれたテーマが、ここで万琴自身の報道マンとしての矜持というかたちで帰結する流れは見事である。
『あなたの番です』『真犯人フラグ』の制作スタッフが完全オリジナル脚本で描く“究極の恋愛ミステリー”。主人公・浩暉に次々と浮上する疑惑と、彼を愛したヒロイン・万琴の葛藤を通して、「真実を見抜けるか?」を描いてく。
■放送情報
『恋は闇』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00〜放送
出演:志尊淳、岸井ゆきの、森田望智、白洲迅、望月歩、小林虎之介、浜野謙太、猫背椿、西田尚美、萩原聖人、田中哲司
脚本:渡邉真子
音楽:末廣健一郎
監督:小室直子、鈴木勇馬
プロデューサー:鈴間広枝、能勢荘志、松山雅則
チーフプロデューサー:道坂忠久
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
©日本テレビ
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