一ノ瀬ワタルのギャップは作品に欠かせないものに 必然だった『対岸の家事』愛されパパ役

『サンクチュアリ -聖域-』の主役、猿桜役でブレイクする前もさまざまな作品に出演していたが、2018年に放送されたドラマ『獣になれない私たち』(日本テレビ系)では第一印象とのギャップ萌えが激しすぎるラーメン屋の店員・岡持三郎役を好演。この作品で黒木華が演じた長門朱色里が飼っていた「たっちん」というウサギを引き取ったそうだ。それをきっかけに、現在は8羽のウサギと暮らすほど、ウサギに愛情を注いでいるという。ウサギを愛する人に悪い人がいるだろうか。子どもをかわいがり、一緒に遊ぶ人に悪いヤツがいるだろうか。
「これまで自分の精神年齢が高くないこともあり、子どもとの接し方が分からなかったんです。しかし、子煩悩な父親役を演じるにあたって、距離を縮めるための工夫をするようになりました。例えば、以前親戚のおばさんの影響でバルーンアートをやっていたのを思い出し、改めて練習をしました」という一ノ瀬は、撮影の合間も苺役の永井花奈と遊んでいるという。

それが日常の何気ないリアルなシーンに繋がり、本物の親子のような微笑ましいやり取りが繰り広げられるのだろう。子役の名演技を引き出すのも、一ノ瀬ワタルの人柄のなせる業と言えるのでは。
格闘家としてストイックに自分に厳しい訓練をしてきた経験があって、子どもやウサギにはとことん優しい。ギャップがありすぎて、想像を軽く超えるナチュラルな演技に私たちは癒されるのかもしれない。
NHK連続テレビ小説『おむすび』では、主人公・結(橋本環奈)の姉・歩(仲里依紗)の自称マネージャー、佐々木佑馬役で人懐こい笑顔を振りまいた。今回の、この虎朗役でも新しい魅力を見せつけてくれるはずだ。
参照
※ https://realsound.jp/movie/2025/04/post-1998183.html
朱野帰子による小説『対岸の家事』を原作としたヒューマンドラマ。専業主婦の主人公・詩穂が、生き方も考え方も正反対な「対岸にいる人たち」とぶつかり合いながら、自分の人生を見つめ直していく模様を描く。
■放送情報
火曜ドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』
TBS系にて、毎週火曜22:00〜22:57放送
出演:多部未華子、江口のりこ、ディーン・フジオカ、一ノ瀬ワタル、島袋寛子、田辺桃子、松本怜生、川西賢志郎、永井花奈、寿昌磨、吉玉帆花、五十嵐美桜、中井友望、萩原護、西野凪沙
原作:朱野帰子『対岸の家事』(講談社文庫)
脚本:青塚美穂、大塚祐希、開真理
音楽:阪井一生(flumpool)
主題歌:離婚伝説(Sony Music Labels)
プロデューサー:倉貫健二郎、阿部愛沙美
演出:竹村謙太郎、坂上卓哉、林雅貴
編成:吉藤芽衣
製作:TBSスパークル、TBS
©TBS
©朱野帰子/講談社
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