『クジャクのダンス』『東京サラダボウル』で大注目 絃瀬聡一が感じる役者の面白さとは?

絃瀬聡一が感じる役者の面白さ

絃瀬聡一「本当に何でもチャレンジしたい」

――今期は『クジャクのダンス、誰が見た?』に加えて『東京サラダボウル』(NHK総合)にも出演されていました。

絃瀬:役柄はまったく違うので、自然と演じ分けができていました。その部分で苦労したことはなかったです。ビジュアルもまったく違うので、「同一人物とは思えない」とよく言っていただけて、そういった反響がすごく嬉しかったです。『クジャクのダンス、誰が見た?』で秋貞にちょっと怪しいシーンがあったりすると、『東京サラダボウル』を観てくださっている方からは「あれあれ? ちょっと怪しいんじゃないか?」と考察が入ったりして(笑)。同時期に2つのドラマに出られたこと自体が幸せですし、どちらの作品もたくさんの方が観てくれて、僕を知っていただける機会になったことも純粋に嬉しいです。

――まったく異なる役柄を演じることで、より役者の面白さを感じるようなこともありましたか?

絃瀬:ありましたね。「昨日行った現場と、今日来た現場で見る景色が何でこんなに違うんだ!」と思っていました(笑)。『クジャクのダンス、誰が見た?』では、取り調べ室で取り調べをしている。一方で、『東京サラダボウル』では追われる立場の人物を演じている。同時期にここまで真逆の役を演じられる機会って、これからの役者人生においてもそうそうないと思うんです。どっちの景色も見た僕だからこそ、それぞれ演じられる幅も広がるんじゃないかなと思うと、役者って面白いなと改めて感じました。

――役者として、これからどんな挑戦をしていきたいですか?

絃瀬:僕は韓国語が話せるので、『Eye Love You』では韓国語を使いながらコミュニケーションを取ることもあって、言語によって国を超えられるのが面白いなと思っていました。中国語はまったく喋れないんですが、『東京サラダボウル』では中国語を話す役を演じることになって、必死に発音練習をしたんです。そのとき、やっぱり言語は面白いなと思いましたし、お芝居もまた言語を超えられるんだ、とも感じました。これから英語もどんどん勉強して、いつかは多言語でのお芝居にも挑戦してみたいです。

――たとえばどんな役を演じたい?

絃瀬:今回は同時期に正反対の役を演じていますけど、今後もチャレンジングなことをやっていきたいなと思います。アクションもできるようになりたいですし、具体的に「こういう役」というよりは、本当に何でもチャレンジしたいなって。そんなチャレンジ精神で役者をやってきましたし、これからもそういうマインドでドラマに出続けたい、お芝居をし続けたいと思っています。

『クジャクのダンス、誰が見た?』の画像

金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」

「このマンガがすごい!2024」にもランクインした浅見理都の同名漫画を実写化するヒューマンクライムサスペンス。クリスマスイブの夜に元警察官の父親を殺された娘が、遺された手紙を手がかりに真相に迫っていく。

■放送情報
金曜ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』
TBS系にて、毎週金曜22:00~22:54放送
出演:広瀬すず、松山ケンイチ、森崎ウィン、瀧内公美、絃瀬聡一、野村康太、清乃あさ姫、斉藤優(パラシュート部隊)、酒井敏也、酒向芳、藤本隆宏、西田尚美、仙道敦子、原日出子、リリー・フランキー、磯村勇斗
原作:浅見理都『クジャクのダンス、誰が見た?』(講談社『Kiss』所載)
脚本:金沢知樹
プロデュース:中島啓介、内川祐紀、丸山いづみ
演出:田中健太、青山貴洋、福田亮介、棚澤孝義
主題歌:Ado「エルフ」(ユニバーサル ミュージック)
製作:TBSスパークル、TBS
©TBSスパークル/TBS

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