八木勇征が生きる上で最も大切にしていること 「受け止める、考えることがとても重要」

ひとつひとつの感情をきちんと受け止める大切さ

ーーアキトはピアノの演奏を通して“心”を伝えます。アーティストとしても活動されている八木さんにとって、その思いは重なる部分も?
八木:そうですね。いまこうやって自分がアーティスト活動をしていること、普通の生活を送ることができるのも、決して当たり前のものではないと思っていて。こういった取材に関しても、記者の方はいまどんな思いで聞いてくださっているんだろうとか、映画を観た方はどんな思いを抱くんだろうとか、ふと考えるときがあるんです。それらは絶対に同じものはなくて、100人いれば100通りの思いがあるはずで。そういったひとつひとつの感情に対して、“当たり前”と思うのではなく、それを受け止める、考えることがとても重要だと思っています。

ーー聞き手としてもそうおっしゃっていただけると本当にありがたいです。終盤のアキトの演奏シーンに心を動かされた理由が分かりました。
八木:そう言っていただけると本当にうれしいです。演奏シーンは、カメラマンさん、監督をはじめたくさんのスタッフの方々がいましたが、演奏しているときはピアノと僕だけがその空間にいる形で。人生で一度経験できるかできないかのような時間だったのですが、アキトがあの演奏に込めた感情が自分の中でもあふれ出ていくようで、アキトとしての人生が走馬灯のように駆け抜けていった感覚です。不思議な感情の中で、誇張抜きで息をしているのを忘れてしまうほどで。それだけ張り詰めたものがありました。

ーーそれはしっかりと映像に刻まれていると思います。
八木:このお芝居ができたのも、やっぱりFANTASTICSとして活動させていただいているからこそだと思います。何かを表現する、そしてそれを受け止めてくださる方がいる。それは当たり前のことではないということを、考えられるようになったので。

ーー本作を観た方は、「何を大切にして生きるべきなのか」と考えずにはいられないと思います。ズバリ、八木さんが生きていく上でいま大切にしているものはなんでしょう?
八木:人と人との繋がりですね。これに尽きると思います。本作のテーマにもなっていますが、小さな幸せも大きな幸せも、誰かが誰かを思う気持ちから生まれているものだと思うんです。僕がいま、まがりなりにもこの世界で結果を残すことができているのも、家族や友人たちが僕の幸せを願ってくれたからじゃないかって。仮にそれが自分の思い込みだったとしても、そう思えたらまた周りの方々の幸せを僕も願えるし、感謝もできる。まだ27年しか生きていませんが、その思いは本当に大切だと感じています。
■公開情報
『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』
全国公開中
出演:八木勇征(FANTASTICS)、井上祐貴、櫻井海音、椿泰我(IMP.)ほか
原作・脚本:鈴木おさむ
監督:木村真人
企画&制作プロダクション:共同テレビ
配給:ポニーキャニオン
©映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』製作委員会
公式X(旧Twitter):@bokumaho_movie
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<応募締切>
3月13日(木)






















