窪塚愛流、『御上先生』で“カリスマ的存在”へ変化の予感 父・窪塚洋介との共通点も

多くの人々が窪塚愛流の存在をよく目にするようになったのは、おそらく2020年代に入ってからのことだろう。彼は2018年公開の『泣き虫しょったんの奇跡』に出演しているが、これは映画作品ということもあり、その演技に触れることができたのはかぎられた観客だけだったと思う。しかし2020年代に入ってからは、若手俳優がメインの座組には必ずといっていいほど彼の姿がある。たとえばそれは、『麻希のいる世界』(2022年)であり、『少女は卒業しない』(2023年)であり、『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(2023年/日本テレビ系)であり、そして『恋を知らない僕たちは』(2024年)などである。
父である洋介はいまの愛流と同じ年の頃、伝説的なドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(2000年/TBS系)で“キング”こと安藤タカシを演じ、若者たちにとってカリスマ的な存在となった。一時代を築き、窪塚洋介というひとつのジャンルを作り上げたともいえる。そしてそれは後続する世代にも語り継がれ、あれから二十数年が経ったいまでも俳優・窪塚洋介はカリスマ的な存在だ。あまりこういうことを書くと本人の重荷になってしまうおそれがあるため慎重になるべきところだが、息子である愛流にもまた、そのような素質があるのを感じる。いや、そうだろう。こう感じているのは私だけではないはずだ。

演じるキャラクターを通して、“いま”をがむしゃらに生きるーー。同じ世代の強者たちの中でも目を引くその個性は、いずれカリスマ的なものへと変化していくかもしれない。その場が『御上先生』なのではないかと思うのだが、どうだろうか。
「日本の教育を変えてやろう」という熱意を持ったエリート文科省官僚が高校教師となり、令和の18歳とともに、日本教育にはびこる権力争いや思惑へ立ち向かうオリジナル学園ドラマ。
■放送情報
日曜劇場『御上先生』
TBS系にて、毎週日曜21:00~21:54放送
出演:松坂桃李、奥平大兼、蒔田彩珠、窪塚愛流、吉柳咲良、豊田裕大、上坂樹里、髙石あかり、八村倫太郎、山下幸輝、夏生大湖、影山優佳、永瀬莉子、森愁斗、安斉星来、矢吹奈子、今井柊斗、真弓孟之、西本まりん、花岡すみれ、野内まる、山田健人、渡辺色、青山凌大、藤本一輝、唐木俊輔、大塚萌香、鈴川紗由、芹澤雛梨、白倉碧空、吉岡里帆、迫田孝也、臼田あさ美、櫻井海音、林泰文、及川光博、常盤貴子、北村一輝
脚本:詩森ろば
脚本協力:畠山隼一、岡田真理
演出:宮崎陽平、嶋田広野、小牧桜
プロデュース :飯田和孝、中西真央、中澤美波
教育監修:西岡壱誠
学校教育監修:工藤勇一
製作著作:TBS
©︎TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/mikami_sensei_tbs/























