鈴鹿央士&松本穂香が2024年も大活躍 『嘘解きレトリック』コンビ“躍進の1年”を振り返る
12月16日についに最終回を迎える『嘘解きレトリック』(フジテレビ系)。本作は、「祝探偵事務所」を営む借金まみれの貧乏探偵・祝左右馬と、人のウソを聞き分ける能力を持つ女性・浦部鹿乃子の凸凹コンビが難事件に挑むレトロミステリーだ。左右馬を演じる鈴鹿央士と鹿乃子を演じる松本穂香が初共演ながら阿吽の呼吸で事件を解決していく姿が実に爽快だ。本作で見せた活躍と同様に、2024年も各方面で活躍した2人の活躍を振り返ってみたい。
映画初出演となった『蜜蜂と遠雷』(2019年)で、第43回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめとした数々との賞を受賞し、若手俳優として一挙に注目を集めた鈴鹿。『MIU404』(TBS系)、『ドラゴン桜』(TBS系)、『六本木クラス』(テレビ朝日系)など、出演作を重ねていく中で、初回見逃し配信が民放歴代最高記録を樹立するなど社会現象にもなった『silent』(フジテレビ系)では、青羽紬(川口春奈)の恋人・戸川湊斗を演じ、ドラマの反響とともに鈴鹿の演技も話題を呼ぶ。恋人や友人の間で揺れ動きながら、最終的には紬と別れる決断をする鈴鹿の切なくも等身大の演技は、とてもリアリティがあり、観る者の感情を揺さぶった。
その演技が記憶に鮮明に残ったまま、2024年は2本のドラマと1本の映画に出演。“闇バイト”をテーマにした『闇バイト家族』(テレビ東京系)では、逃げ足の速さだけが取り柄の長男・田中颯斗の生き様をその変化とともにじっくりと描き出した。また、eスポーツを題材にした日本初の劇映画となった『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』では、クールだがゲームへの熱い思いを秘めている天才ゲーマーの田中達郎を演じるなど、鈴鹿にとって飛躍の1年となった。彼の演技に共通するのは親しみやすさ。どのテーマ、どの役柄においても、実生活にきっといるかもしれないと想像できるのは、鈴鹿のキャラクターがあってこそだろう。
俳優業以外にも目を向けてみると、「ユーキャン チャレンジユーキャン2024」や積水ハウス「帰ろう。」篇など多くのCMに出演するほか、アリアナ・グランデの「we can’t be friends (wait for your love)」日本版MVにも出演。ファッション誌『MEN'S NON-NO』の専属モデルとしても活躍する鈴鹿は、『Rakuten GirlsAward 2024 AUTUMN/WINTER』でランウェイを歩き、クールな表情で魅了するなど、多方面での活躍も目立った。