中島健人、海外ドラマデビューまでの軌跡を振り返る 英語の習得や楽曲制作に関する秘話も
千葉県・幕張メッセにて開催中の「東京コミックコンベンション2024」(以下、「東京コミコン2024」)。12月7日に行われたHuluオリジナル『コンコルディア/Concordia』特別ステージに中島健人が登壇した。
『コンコルディア/Concordia』は、『ゲーム・オブ・スローンズ』のプロデューサーであるフランク・ドルジャーがショーランナー兼製作総指揮を務めたAIサスペンス。自由で公平な社会を実現するために生み出された、個人情報をAIが一括管理する町“コンコルディア”を舞台に、ある事件が起きたことをきっかけに巻き起こる騒動が描かれる。
海外ドラマデビューとなる本作で、コンコルディアの技術責任者である重要人物、A・J・オオバを演じた中島。劇中では英語で演技をしているが、どのように英語を覚えたのか問われると、「5年くらい前にアカデミー賞に行き、レッドカーペットでたくさんのセレブリティの方にインタビューをさせていただいたことがありました。通訳の方を挟むと、時間が2倍になってしまうので、セレブリティのお話を聞ける人数が少なくなってしまうんです。それを懸念して、25歳のときに英語を学んで、発音も矯正しました。とりあえず話すということを意識として持とうと。そこからスタートしました」と、WOWOWの番組で2020年2月に開催された第92回アカデミー賞授賞式に参加したことが転機になったことを明かす。「友達やネイティブの方が周りにいるので、いろいろとアドバイスをいただきながら、話したりしています」と英語の学習方法についてもコメント。
今回の「東京コミコン2024」でも来日したセレブたちと英語でコミュニケーションを取ったといい、「アクアマン(ジェイソン・モモア)とお会いしました。アンセル(・エルゴート)さんともお会いしました。ジェイソン(・モモア)さんとアンセルさんと3ショットで写真を撮ったんですけど、アンセルさんと僕がギャルみたいなピースをしていた(笑)。楽しい写真が撮れたので、嬉しかったです」とバックステージでのエピソードも披露した。
『コンコルディア/Concordia』出演の経緯について中島は、「プロデューサーのフランク・ドルジャーが『コンコルディア/Concordia』を作るにあたって、日本で技術者を演じることができる役者を探していたんです。当時、僕も海外の仕事が増えていたタイミングで、僕自身が英語でインタビューを受けたりインタビューをしたりする動画をNetflixさんとかでやらせてもらっていたんです。そこで、僕が尊敬するHuluの日本のプロデューサーの方がフランクといろいろ話をして、『健人がいいんじゃないか』と。そういう流れでA・Jという役に決まりました」とその背景を説明。「今考えてみたら、WOWOWやNetflixなどいろんな経緯を経ていますが、一つひとつが海外の活動に対するオーディションのようになっていたと感じます」と海外ドラマデビューまでの軌跡を振り返った。