『潜入兄妹』と『ACMA:GAME』で全くの別人に 竜星涼が作品ごとに見せる新たな顔
そんな役柄から一転、『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』ではまた違った表情を見せる。竜星が演じる貴一は、妹の優貴と共に、亡き父の仇を討つべく日本最大級の最凶詐欺集団「幻獣」に命がけで立ち向かう。父の元同僚・入間慎之介(及川光博)ら、警察から依頼され、身元を隠した上での詐欺師たちとのダマし合い、「幻獣」の潜入捜査に挑む。
本作で竜星が見せる演技には、一貫して父の仇、そして優貴を絶対に守るという強い意思を感じる。第1話の冒頭、まだ事件が起こる前の柔らかい表情を思うと、1分1秒も休まるときがないヒリヒリとした緊張の中で見せるいまの表情に胸が痛くなる。今年4月期に陽気なテンションで演じていた俳優と、同一人物とは思えないような変わりようだ。
本作のようにスリリングなシーンが多い作品でも、衝撃的な場面に打ち消されることなく、演じる役の心をしっかりと胸に据えている印象だ。様々な場面から聞こえてくる貴一の言葉、声も余韻を残す。
玄武(吹越満)、朱雀(白石聖)、白虎(黒谷友香)、青龍(桐山漣)ら「幻獣」の幹部たちもキャラクターが濃く、第5話からは幻獣のリーダー・鳳凰(藤ヶ谷太輔)、そして第8話からは九頭龍の部下・信濃(篠田麻里子)も登場と、登場人物のキャラの濃度もさらに増している。
また、これまで貴一に守ってもらっていた優貴だが「私が守る!」と奮起した第8話終盤。そして第9話でも「ここからは……私に任せて!」と捕らわれた兄のために奮い立つ。最終章ではさらなる展開、それも「最悪」の事態に陥るようで、視聴者としてもまだまだ気の休まる時間は先のようだ。
■放送情報
土ドラ10『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』
日本テレビ系にて、毎週土曜22:00〜22:54放送
出演:竜星涼、八木莉可子、徳井優、入山杏奈、長尾純子、呉城久美、伊藤あさひ、岡井みおん、半田周平、フェルナンデス直行、神尾佑、及川光博、藤ヶ谷太輔
チーフプロデューサー:道坂忠久
プロデューサー:尾上貴洋
演出:大谷太郎、西村了(AX-ON)、茂山佳則(AX-ON)
脚本:福田哲平
音楽:ゲイリー芦屋
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
©︎日本テレビ
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