『虎に翼』“優三”仲野太賀ロスを嘆く声 花岡の“二人でお祝い”の誘いに寅子はどうする?
落合の熱意に負け、弁護を引き受けることにした雲野。寅子も「非常時だからって言語弾圧を許すわけにはいかない」と正義感に燃えるが、公判でいくら安寧秩序を乱す内容ではないと説明しても、検察側は「疑いがある」の一点張りで埒があかない。それでも、寅子は男女関係なく困った人を救い続けると誓った。去っていった仲間のためにも諦めるわけにはいかない。そんな思いで寝る間も惜しんで落合の著書にもう一度目を通し、出版日をまとめた寅子の頑張りが功を奏す。安寧秩序を乱した疑いがあるとされた落合の著書はいずれも初版が4年前に出版されており、現在流布されている内容と一字一句違いないことに気づいた雲野は、出版法に基づく公訴の時効は1年で、すでに時効が成立していると主張。一審で無罪判決を勝ち取った。
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公判第一回目終了後、去っていった仲間たちに思いを馳せる寅子。
落合の著書に改めて目を通すことにしました。そして、著書の出版年をリストアップ。
それを見た雲野がひらめきます💡#朝ドラ #虎に翼#伊藤沙莉 #塚地武雅 pic.twitter.com/3OKm1W5f3d— 朝ドラ「虎に翼」公式 (@asadora_nhk) May 12, 2024
雲野の鮮やかな弁護に興奮気味の寅子だが、家に帰っても聞いてくれる人がいない。というのも、弁護士の道を諦めて直言(岡部たかし)の工場で働き始めた優三(仲野太賀)は猪爪家を出てしまったのだ。きっと優三がいたら寅子と一緒になって喜んでくれたことだろう。別れの時は笑顔で見送った寅子だったが、ふとした瞬間に寂しさが襲ってくる。だけど、あまりにいて当たり前な存在だったから、寅子がその大切さを実感するのはもう少し後なのだろう。
一方で、花岡とも良い雰囲気の寅子。昼休みの集いでも、轟がいるにもかかわらず、寅子と花岡は何やら二人だけの空気に包まれていた。そんな中、花岡から司法修習後の試験に合格。みんなでお祝いしようと思っていた寅子だが、花岡に意を決した様子で「できれば2人で」と誘われる。はたから見れば、完全に両思いの二人だが……あまりにもトントン拍子に進みすぎて逆に不安なのは筆者だけだろうか。
■放送情報
NHK連続テレビ小説『虎に翼』
総合:毎週月曜〜金曜8:00〜8:15、(再放送)毎週月曜〜金曜12:45〜13:00
BSプレミアム:毎週月曜〜金曜7:30〜7:45、(再放送)毎週土曜8:15〜9:30
BS4K:毎週月曜〜金曜7:30〜7:45、(再放送)毎週土曜10:15~11:30
出演:伊藤沙莉、石田ゆり子、岡部たかし、仲野太賀、森田望智、上川周作、土居志央梨、桜井ユキ、平岩紙、ハ・ヨンス、岩田剛典、戸塚純貴、松山ケンイチ、小林薫
作:吉田恵里香
語り:尾野真千子
音楽:森優太
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
法律考証:村上一博
制作統括:尾崎裕和
プロデューサー:石澤かおる
取材:清永聡
演出:梛川善郎、安藤大佑、橋本万葉ほか
写真提供=NHK