2024年のメットガラMVPは? ゼンデイヤ、エル・ファニングらが豪華ドレスで登場

ゼンデイヤら登場の今年のメットガラMVPは?

 女性の装いはなにもフェミニンなドレスだけではない。アリアナ・グランデとミュージカル映画『Wicked(原題)』(第1部が11月27日に全米公開予定)で共演するシンシア・エリヴォは、トム・ブラウン(THOM BROWNE)のビーズ刺繍が施されたクロップド丈のタキシードジャケットに、ロングの巻きスカートをコーディネート。どちらもピンクの花びらが散りばめられ、凛としたなかにも華やかな存在感を際立たせていた。

(左から)ハンナ・バグショー、エディ・レッドメイン(写真:REX/アフロ)

 一方、カップルで来場するセレブも多く、その場合、2人のコーディネートのリンクにも注目が集まる。エディ・レッドメインと妻のハンナ・バグショーは、スティーブ オー スミス(STEVE O SMITH)のシースルー地に黒のパターンが印象的なドレスとタキシードをあわせ、2人で1つのようなスタイリングが素晴らしい。

エル・ファニング(写真:REX/アフロ)

 これら数々の華やかな装いの中でもMVPといえるのは、やはりエル・ファニングではないだろうか。彼女が着用した水のようなだまし絵のドレスはバルマンによるもので、適度なシアー感がありながら下品にならず、むしろ彼女の妖精のような可憐さを引き出していた。両肩のドレスを引き上げるような鳥のデザインや、あえて手元だけにとどめたジュエリー、肌の濡れたようなツヤまで完璧なスタイリングだった。

 このようにセレブがひときわ気合を入れた装いで来場するメットガラでは、ほかのアワードなどのイベント以上に彼らのセンスが試される。映画ファンだけではなく、ファッション通も注目するメットガラ。ここで紹介した以外のセレブの装いを探してみるのも楽しいだろう。

マイケル・シャノン(写真:REX/アフロ)

 余談ではあるが、筆者が個人的に注目したのはマイケル・シャノンだ。アンティーク調のタキシードに、手にはポテトチップス? かと思いきや、こちらはれっきとしたバレンシアガ(Balenciaga)による「Chips バッグ」。セレブのこうした遊び心が垣間見えるのも、メットガラの楽しみのひとつだ。

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