城桧吏、中国映画に初参加 『最好的朋友』でトリプル主演の1人に
俳優の城桧吏が、中国映画『最好的朋友』(邦題「ベストフレンド』) でトリプル主演の1人を務めることがわかった。
本作は、17歳の少年少女の姿を描いた青春群像劇。性格が少し独りよがりで学校を嫌う17歳の高校生の趙飛(楊智赫)が、同級生の夏秋(段奥娟)との親交を深める中、ひょんなことから彼女の自閉症の弟、夏天(城桧吏)とも知り合い、親交を深めていく。時に意見の違いから衝突し、和解し、理解を深めるにつれて、助け合い、お互いに癒しを見いだすと、やがて自分の欠けていたものを見つけていくようになる。
城は、唯一の日本人キャストとして、主人公の一人で自閉症の少年・夏天(シャー・テン)を演じる。城は本作が初の中国作品であり、初の海外作品出演となる。夏天は、父親に外に出ては危ないからと家に閉じ込められ、外界との接触もあまりないせいか、汚れを感じさせない綺麗な心を持っている役どころ。中国内ではまだ数少ない自閉症を題材にした映画で、中国赤十字、中華慈善総会からの支持を得て制作される。4月20日に中国現地で制作が発表され、城は同日にクランクインを迎えた。
監督を務めるのは、本作が初長編映画監督作となる宋卓非。スタッフには、北京電影学院の元学長で博士課程の監督者でもある張輝軍、香港の監督、プロデューサー、脚本家の余偉国のほか、企画プロデュース、プロデューサーもこなす芸術家の魏龍が名を連ねている。そして『LOVERS』などのアートディレクターの霍廷霄がチーフプロデューサーを務めている。また、『空海ーKU-KAIー美しき大妃の謎』や『キングダム』のプロデュースを手がけるニューウエーブの高秀蘭も携わっている。
あわせて本作のイメージポスターも公開された。
■作品情報
『最好的朋友』(邦題『ベストフレンド』)
出演:楊智赫、城桧吏、段奥娟ほか
監督・脚本:宋卓非
制作:厦门星影尚文化艺术有限公司