鈴木美羽の笑顔は日本を元気に 『ブンブンジャー』『王様のブランチ』で週末をバクアゲ!
「自分のハンドルは自分で握る! 今日から私もブンブンジャー!」
毎週日曜日の9時30分より放送中のスーパー戦隊シリーズ『爆上戦隊ブンブンジャー』(テレビ朝日系)。クルマを華麗に乗り回し、地球を狙う悪の組織ハシリヤンと戦うブンブンジャーの紅一点・ブンピンク/志布戸未来を演じるのが鈴木美羽だ。TBSの人気番組『王様のブランチ』のレポーターとしても活躍する彼女が、週末のお茶の間をバクアゲしている。
鈴木は2012年に、新垣結衣や川口春奈、池田エライザらを輩出した芸能界の登竜門「ニコラモデルオーディション」でグランプリを受賞。ティーン向けファッション誌『nicola』のトップモデルに上り詰め、卒業後は『Popteen』で専属モデルを約3年務めた。
同世代から絶大な支持を得る最大の理由は、“国宝級”とも称される笑顔だ。彼女が全身に纏うポジティブなオーラには波及効果があり、観る人に元気を与える。高橋文哉や生見愛瑠などが参加し、シリーズの中でも屈指の人気を誇る恋愛リアリティショー『太陽とオオカミくんには騙されない Season4』(ABEMA)に出演した際は、悩み傷つきながらも意中の相手を一途に想う姿が共感を呼んだ。
2021年にはオーディションを経て、『王様のブランチ』のレポーターに就任。同番組は若者に人気のスポットやグルメ、公開中の映画など、マルチなトレンド情報を扱っており、それらを分かりやすく、かつ興味を持ってもらえるように伝えるのがブランチリポーターの役目だ。鈴木の場合、視聴者の目線に立ったリポートが印象的。その時、話題になっているものを体当たりで調査し、素直なリアクションと豊富な語彙力で感想を届ける。またBOOKコーナーでの著者インタビューでは、鈴木の人柄がもたらす友好的な雰囲気によって大事なテーマが引き出され、思わずポチってしまったことも一度や二度ではない。
俳優としては、2015年に『黒崎くんの言いなりになんてならない』(日本テレビ系)でドラマ初出演を果たし、その後もコンスタントにドラマや映画に出演してきた。何事にも一生懸命で、まっすぐ。そんな姿勢を鈴木は役者の仕事でも貫いている。例えば、映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』では、なにわ男子の高橋恭平演じる学校一のモテ男・千輝くんを追っかけるファンの一人を好演。陸上部のエースである千輝くんにめいいっぱい歓声を送り、千輝くんが怪我をしたヒロインをお姫様抱っこで運ぶシーンでは、口をあんぐり開けて驚いたりと、鈴木のオーバーリアクションを見ているだけで楽しかった。
一方、2021年に出演した映画『ひらいて』は、同じ青春ラブストーリーでもかなりエキセントリックだ。鈴木が演じたのは、破滅的な恋に身を投じる主人公・愛(山田杏奈)の親友であるミカ。彼女はクラスメイトの男子・多田(田中偉登)に片思い中で分かりやすいアプローチをかけているが、その多田が愛に好意を寄せていること、また愛が自分に100%心を開いているわけではないことに薄々気づきながらも追求を避けている。自分とは違うものを持っている親友に対しての羨望と嫉妬が交錯するミカの一挙手一投足にリアリティがあった。