杉咲花は“役を生きる” 『アンメット ある脳外科医の日記』に込められた作り手の“本気”

『アンメット』杉咲花は“役を生きる”

 杉咲は、ミヤビを演じているというよりも、ミヤビを生きている。正直、時間がたくさんあれば、できることなのかもしれない。しかし、杉咲はいま発表されているだけでも、主演映画の公開が3本も予定されているなど、多忙な役者のひとりだ。その忙しい日々のなか、ここまでの努力を重ねてきたこと。そもそも、やろうと決意するのだって、なかなかできることではない。しかも、手術シーンや日記の執筆は、スタッフ陣は吹き替えを検討していたにもかかわらず、自ら「やらせてください」と申し出ているのだ。

杉咲花とYuki Saito監督が『アンメット』を語り合う ストイックな撮影現場の裏側とは

4月15日よりカンテレ・フジテレビ系で放送がスタートする月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』。主演の杉咲花と監督のYu…

 彼女の役づくりに関するエピソードを通して、“役に息を吹き込む”という言葉の本当の意味を教えてもらったような気がする。ミヤビのことを考え、ミヤビのために費やしてきた時間が、ゆっくりゆっくりと杉咲のなかに息づき、いまこうして形になっている。

 杉咲の努力の結晶が詰まっている『アンメット』。確実に名作と呼ばれることになるであろうこのドラマを、リアルタイムで追えていることを幸せに思う。

■放送情報
『アンメット ある脳外科医の日記』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週月曜22:00〜放送
出演:杉咲花、若葉竜也、岡山天音、生田絵梨花、山谷花純 尾崎匠海(INI)、中村里帆、安井順平、野呂佳代、千葉雄大、小市慢太郎、酒向芳、吉瀬美智子、井浦新
第2話ゲスト:島村龍乃介、黒田昊夢
原作:子鹿ゆずる(原作)・大槻閑人(漫画)『アンメット-ある脳外科医の日記-』(講談社『モーニング』連載)
脚本:篠﨑絵里子
音楽:fox capture plan
主題歌:あいみょん「会いに行くのに」(unBORDE/Warner Music Japan)
オープニング曲:上野大樹「縫い目」(cutting edge)
演出:Yuki Saito、本橋圭太
プロデューサー:米田孝、本郷達也
制作協力:MMJ 
制作著作:カンテレ
©︎カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/unmet/
公式X(旧Twitter):@unmet_ktv

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