『ぶっちぎり?!』で“キャラ萌え”ファン続出! 内海紘子が描く“男の友情”が尊い理由とは

『ぶっちぎり?!』“男の友情”が尊い理由

浅観音真宝

 内海紘子の描く“犬系男子の真骨頂”こと真宝……というのは少し言い過ぎかもしれないが、『Free!』の橘真琴を彷彿とさせる、ガタイがよく愛想が良い男子キャラならではの魅力を存分に備えている真宝だ。明るく親しみやすい性格で、作中屈指の良心的な存在の真宝は出てくるだけでホッとする存在だった。後半のエピソードでは、真宝が“強さ”にこだわる理由が明らかになったことで、作品全体の奥行きがグッと増したのではないか。一夜と出会ったことで、親友である荒仁との関係がどんな結末に辿り着くのかも楽しみだ。

『ぶっちぎり?!』
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神摩利人

 筆者はまほろの気持ちがよくわかる。あれほど色気が爆発している兄がいたら、たまったものではない。内海紘子作品には欠かせない、“色気のある強キャラ”枠と言えるのが摩利人だろう。ふざけているようでいて、本気を出せば圧倒的な強さを誇る、そのギャップにグッときたファンは私だけではないはず。マジンの一夜をも唸らせるほどの実力の持ち主であり、アニメでのバトルシーンの迫力は抜群。摩利人の「アラティン☆」がまだまだ聞きたいので、荒仁にとっては不本意かもしれないが、末長く2人には絡み続けてほしい。

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灯荒仁

 「いかついヤンキーにやたらモテる特殊スキル」があるとすれば、荒仁の右に出るものはいないはず。荒仁は内海紘子作品のキャラクターとしては珍しく、喧嘩に弱く女性にモテることばかり考えている、ちょっと頼りない青年だ。しかし、肝心なところでは曲げない芯の強さを持っている。そんな等身大の魅力が光る荒仁だからこそ、『ぶっちぎり?!』の物語の中心人物として求心力を発揮しているのだろう。

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一夜&千夜

 平和な日常に突然現れる「マジン」の存在には度肝を抜かれるが、このマジンこそ、本作のカギを握る“最重要人物”と言っても過言ではない。性格も能力も正反対の2人だが、すでに固い友情で結ばれている。スケートボードで繋がる『SK∞ エスケーエイト』のレキとランガのように、正反対の性格ながら“武の道”を通じて互いを高め合ってきた2人。もはやスピンオフを作れそうな背景のある彼らが、マジンとして、荒仁と真宝に憑いている構図も魅力的だ。

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 いよいよ最終回を迎える『ぶっちぎり?!』。荒仁と真宝は、マジンの一夜と千夜との出会いによって“ぶっちぎり”な強さを手にした。荒仁と真宝、一夜と千夜、そしてそれぞれのキャラクターたちの想いが交錯する中、物語はどんな結末を迎えるのか。

 また、最終話の放送日である4月6日には、TOHOシネマズ 池袋にて応援上映の開催も決定しており、ファン投票で選ばれた人気エピソード4話が上映される。ファンにとって見逃せないイベントとなりそうだ。

『ぶっちぎり?!』クライマックスPV

 最終話ではこれまでの伏線が回収され、キャラクターたちの心情や背景がより深く描かれることで、作品世界がさらに広がりを見せるはずだ。ヤンキーたちの青春と千夜一夜が融合した物語は、最終回でどのような形で結実するのか。内海紘子監督の手腕を、最後までその目で確かめてほしい。

参照

※1. https://natalie.mu/comic/pp/bananafish
※2. https://mantan-web.jp/article/20130809dog00m200057000c.html

■放送情報
『ぶっちぎり?!』
テレビ東京系ほかにて、毎週土曜23:00〜放送
Prime Videoにて、放送直後より最速配信
原作:内海紘子・岸本卓・MAPPA・東宝
監督:内海紘子
シリーズ構成・脚本:岸本卓
キャラクターデザイン・総作画監督:加々美高浩
サブキャラクターデザイン・総作画監督:齊田博之、伊藤公規、伊藤晋之
衣装コンセプトデザイン:澤田石和寛
美術監督:鈴木くるみ
色彩設計:垣田由紀子
撮影監督:加藤慎之助
編集:長坂智樹
音楽:大島ミチル
オープニングテーマ:Kroi「Sesame」
エンディングテーマ:甲田まひる「らぶじゅてーむ」
魅那斗會 チームソング:KDH & Novel Core「ステゴロ」
シグマスクワッド チームソング:BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE「God Mode」
NG BOYS チームソング:DA PUMP「E-NERGY BOYS」
音響監督:菊田浩巳
音響制作:dugout
アニメーションプロデューサー:小川崇博
制作:MAPPA
声の出演:大河元気、星野佑典、こばたけまさふみ、永瀬アンナ、佐々木望、斉藤次郎、野津山幸宏、山口勝平、竹内良太、古川慎、葉山翔太、鈴木千尋
©「ぶっちぎり?!」製作委員会
公式サイト:bucchigiri.jp
公式X(旧Twitter):@bucchigiri_PR

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