『春になったら』“神”役で中井貴一が登場! “リアル親友”木梨憲武との関係性が活きるか
雅彦の死ぬまでにやりたいことリストのひとつ目には、「伊豆に行く!」と書いてあった。これは、第2話ですでに達成されているのだが、伊豆というのは、雅彦が妻の佳乃(森カンナ)と出会った場所。雅彦は死ぬ前に、娘を大事な場所に連れて行き、伝えておきたかったのだろう。佳乃との出会いや愛を育んだ過程、結婚して瞳が産まれて、2人はどれだけ幸せだったのか。“あなたはとっても愛されていたんだよ”ということを。
それほど、深い意味を持っていた「伊豆に行く!」と、3つ目の「遊園地に行く!」(=瞳が小さい頃に、仕事が忙しくて連れて行ってあげられなかったことを雅彦は後悔していた)との間、ふたつ目に書かれていたのが「神に謝る!」だ。あらすじを見るかぎりでは、雅彦と神は48年も会っていなかったらしい。それなのに、死ぬまでにやりたいことのふたつ目に浮かぶとは……。中学2年生のとき、好きな人をめぐって神を裏切ったというのだが、そんな昔のことをずっと覚えていたなんて、雅彦はどれだけ義理堅い人間なのだろう。
ただ、中井が登場するということは、「あのときは、ごめんね」「そんな昔のこと忘れちゃったって!」なんて和やかな雰囲気では終わらないだろう。予告には、神が神妙な面持ちで、「実は、君に謝らなければいけなきゃならないことがもうひとつ……」「椎名くん、あのとき僕は本当に最低なことをした」と謝罪をしようとしているシーンがあった。神が話す“最低なこと”とは何なのか。死ぬまでにやりたいことリストにチェックがついていくたび、雅彦が死に近づいている気がして、胸が苦しくなる。
■放送情報
『春になったら』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週月曜22:00〜放送
出演:奈緒、木梨憲武、深澤辰哉、見上愛、西垣匠、影山優佳、矢柴俊博、光石研、橋本マナミ、筒井真理子、小林聡美、濱田岳
脚本:福田靖
監督:松本佳奈、穐山茉由
プロデューサー:岡光寛子(カンテレ)、白石裕菜(ホリプロ)
音楽プロデューサー:福島節
主題歌:福山雅治(Amuse Inc. / Polydor Records)
制作協力:ホリプロ
制作著作:カンテレ
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