今田美桜は“ドキンちゃん”にそっくり? 朝ドラヒロインは「明るく元気に乗り越えたい」

今田美桜は“ドキンちゃん”にそっくり?
『あんぱん』ヒロインを務めることが発表された今田美桜
今田美桜

 のぶは、人生の荒波をパワフルに乗り越えていくヒロインで、持ち前の男勝りで勝ち気な性格から「ハチキンおのぶ」「韋駄天おのぶ」とも呼ばれている。そのことについて今田は、「ハツラツとしていて、柳井さんを引っ張っていくような、存在でもあると思います。だけど、引っ張ろうと思って引っ張っているというよりかは、のぶさんの明るくて天真爛漫で人生を楽しんでいるところが、自然と引っ張っていってるようなことにもなるのかなと思いますので、私も同じように楽しく撮影できたらなと思っています」と答えた。

 舞台となるのは高知県。2年前の夏に初めて高知を訪れたという今田は、川に入ったり、鰹を食したりしたことを懐古しながらも、ご飯を食べた後に大の字でコケてしまったことを明かす。その店主に手当てをしてもらったという話から、「優しくて温かい方ばかりで、もう一度行きたいと思っていた高知県が舞台となる物語に出させていただけるのはご縁だなと感じています」と胸を高鳴らせていた。なお、倉崎は「『らんまん』以上に高知で撮影をしたいと思っていますし、物語の中でも『らんまん』よりも高知パートが長いと今は想定をしております。高知の美しい風景だったり、あるいはカルチャー、方言も含めて、高知の魅力を存分に伝えていけたら」と高知でのロケを強くアピールしていた。

『あんぱん』脚本をてがける中園ミホ
半世紀以上前にやなせたかしがまだ6歳の小学生だった中園ミホを描いた似顔絵

 中園は、戦争を経験したやなせの残した「正義は逆転することがある。信じられないことだけど正義は簡単にひっくり返ってしまう。逆転しない正義とはおなかを空かせて困っている人がいたら一切れのパンを届けることだ」という言葉が『アンパンマン』の真髄だと紹介。また、暢がやなせにとって存在感の大きく、「この女性がいなかったら、やなせたかしという漫画家も、『アンパンマン』という作品もこの世に誕生しなかったではないかと思います」と持論を述べながら、半世紀以上前にやなせがまだ6歳の小学生だった中園を描いた似顔絵を披露する。絵には「美保ちゃん」と書かれており、この絵をきっかけにして中園は数年やなせと文通をしていた。「今回朝ドラで、暢さんとたかしさんの物語を書けることに、何か不思議な縁を感じています」と述べた。

今田美桜
今田美桜

 今田が『アンパンマン』の中で好きなキャラクターは、ドキンちゃん。小松暢がドキンちゃんのモデルだとも言われている。「天真爛漫なのが大好きで、高校生の時にドキンちゃんのキーホルダーを身につけていた記憶があります」と懐かしむ今田。中園もドキンちゃんが好きだと話した上で、「こんなにドキンちゃんに似てる女優さんはいないなと思って。それは選考が終わってから、みんなで改めてドキンちゃんと美桜さんの顔を見比べていたんですけど」と明かし、今田は「嬉しいです」とはにかむ。さらに中園からは「本当に楽しみです。早く『お腹空いた』って言ってほしい」と脚本のヒントとも言える発言も飛び出していた。なお、フォトセッションではドキンちゃんをイメージしたハートポーズが求められる一幕もあった。

(左から)今田美桜、中園ミホ
(左から)今田美桜、中園ミホ

 クランクインは、2024年9月頃を予定。物語はヒロインの幼少期から始まり、子役を経て今田にバトンタッチ。全ての経験を経て『アンパンマン』が生まれるまでの過程を、きちんとしたディテールで丁寧に積み重ねていく。今後は、やなせたかしをモデルとした柳井嵩役の俳優もいずれ発表となる。

■放送情報
2025年度前期 NHK連続テレビ小説『あんぱん』
2025年春~放送予定
主演:今田美桜
作:中園ミホ
制作統括:倉崎憲
プロデューサー:川口俊介
制作スケジュール:2024年秋クランクイン予定
写真提供=NHK

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「ニュース」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる