Snow Man 宮舘涼太、『大奥』の世界観にマッチする佇まい 艶のある声が緊張感をもたらす

宮舘涼太の『大奥』にマッチする佇まい

 さらに宮舘は連続ドラマこそ初出演だが、「市川海老蔵 第五回自主公演 ABKAI 2019~第一章 FINAL~『SANEMORI』」、「初春歌舞伎公演 市川團十郎白猿襲名記念プログラム『SANEMORI』」で歌舞伎の舞台での経験も積んできた。もともと本人も時代劇に意欲を見せていたことから、今回の定信役はまさに適役だといえよう。こうした舞台での経験と、ダンスで培った身体能力の高さ、そして鍛えられた体格の良さは、和装でよく映える。

 第1話序盤では倫子(小芝風花)に対し「気を抜けば殺されるやもしれません」とこれから大奥で起こる壮絶な暮らしを暗に告げており、宮舘の強みでもある艶のある声で視聴者に緊張感をもたらした。この倫子との一連の会話はまさに、「これからこのドラマには何かがある」ことを暗示する重要なパートであり、定信自身もそういった立ち位置の役どころにある。宮舘の存在感とロイヤルな雰囲気がこうしてドラマの世界観にいい刺激を与えており、定信がこのあと倫子と家治、そして倫子と大奥の関係性の中で、どう見どころを作っていってくれるのかが非常に楽しみだ。

 第2話では残念ながら少ししかその姿が見られなかった定信だが、いよいよ第3話では家治の世継ぎに関する考えを知り、何やら怪しい動きを見せる様子。ここから本格的に定信が大奥での政治に介入してくる可能性があることから、家治だけでなく倫子にとっても大きく影響を及ぼすことになるかもしれない。

■放送情報
木曜劇場『大奥』
フジテレビ系にて、毎週木曜22:00~22:54放送
出演:小芝風花、亀梨和也、西野七瀬、森川葵、宮舘涼太、栗山千明、安田顕ほか
脚本:大北はるか
企画:安永英樹
プロデュース:和佐野健一、清家優輝、出井龍之介、庄島智之
演出:兼﨑涼介、林徹、二宮崇、柏木宏紀
音楽:桶狭間ありさ
制作協力:ファインエンターテインメント
制作著作:フジテレビジョン、東映
©︎フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/ohoku2024/
公式X(旧Twitter):@ohoku_fujitv
公式Instagram:@ohoku_fujitv 

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