『グレイトギフト』盛山晋太郎が“最初”の犯人に 反町隆史との共演で引き出された悪人ぶり

『グレイトギフト』盛山晋太郎が“悪人”に

 死体の右頸部に残る黒いシミ、さらに藤巻が「ギフト」を培養していることから、奥野を殺した犯人を知っていると近づいてきた久留米。藤巻への絶大なる信頼と好奇心にも似た「研究職の性」という(少々怪しい)理由から、久留米は球菌の培養を手伝うこととなる。

『グレイトギフト』第2話

「まるで育てた経験があるみたいですね」(藤巻)
「偶然の産物です」(久留米)

 という会話を鵜呑みにしていいのか戸惑うところだが、主人公の最も近くにいる人物が疑われるのはミステリーにおける宿命である。

『グレイトギフト』第2話

 また、殺された愛宕を訪ねていたリストに名前があった安曇杏梨(倉科カナ)。会員制ラウンジ「アルカナム」のオーナーとして政財界に顔が利く彼女が、愛人としての遺産を目的に愛宕を「ギフト」で殺したのではないかというのは、当然藤巻にも考えがつく。そのことを詮索しようとアルカナムを訪れた藤巻だったが、耳元で「毒は入っていないので安心してください」と囁く安曇の方が一枚上手。安曇を横につかせる藤巻に嫉妬心を剥き出しにする事務長の本坊(筒井道隆)との醜い争いもクスリと笑わせてくれる。

『グレイトギフト』第2話

 今後、火種になっていきそうなのは、郡司(津田健次郎)と不倫関係にある看護師長・鶴下(片山萌美)の存在。鶴下は、藤巻から「突発的な心不全患者が病院に出たら知らせてほしい」と頼まれていた看護師で、そのことを郡司は知ってしまう。教授としての地位を突如藤巻に横取りされ、白鳥から梯子を外されたと感じている郡司が、藤巻と白鳥にとっての脅威となっていくのだろうか。

■放送情報
『グレイトギフト』
テレビ朝日系にて、毎週木曜21:00~21:54放送
出演:反町隆史、波瑠、佐々木蔵之介、尾上松也、坂東彌十郎、筒井道隆、津田健次郎、小野花梨、盛山晋太郎(見取り図)ほか
脚本:黒岩勉
演出:本橋圭太、星野和成
ゼネラルプロデューサー:横地郁英(テレビ朝日)
プロデューサー:髙野渉(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)、岡美鶴(アズバーズ)
音楽:得田真裕
制作協力:アズバーズ
制作著作:テレビ朝日
©︎テレビ朝日
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/greatgift/

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