チャ・ウヌは新たな一面を見せ続ける“マンチッナム” 魅力が詰まったラブコメドラマ3選
『女神降臨』(2021年)
容姿を理由にいじめられていた主人公イム・ジュギョン(ムン・ガヨン)が、メイクで別人のように生まれ変わり、学園の女神として人気者になるところから物語が始まる『女神降臨』。転校先ではいじめられたくない……という思いで、メイクアップ動画でメイクを研究し、ついに迎えた登校初日。クラスメイトに温かく出迎えられ、親友もでき、楽しく学生生活を送るジュギョンだったが、いつすっぴんが見られてしまうかと日々ドキドキしていた。そんな最中、クラスメイトのイ・スホ(チャ・ウヌ)に素顔を知られてしまい…….。“主人公が不安と立ち向かう姿や、切ない三角関係、こじれてしまった友情、キュンキュンする恋愛など、複数の物語が並行していくので、感情が大忙しで、最後まで飽きることがない。そして“メイクをしていても、していなくても、お前はお前だ”という一言に背中を押してもらえる心温まる一作だ。
チャ・ウヌは、学年トップでイケメンのクールな同級生イ・スホを演じる。悲しい過去を心に抱え、自分を責めながら生きてきた。ボタンの掛け違いから始まったように見えた2人だったが、次第に互いの強さや弱さを知り、惹かれあっていく。劇中での、意識し始めた頃のバスケットボールハグから、恥ずかしさのあまり照れ隠しをするスホや、メイク道具を親に捨てられたジュギョンを慰めるため、不意打ちに“頑張ったな”と頭をぽんぽんするなど、次々と登場する神シーンに悶絶した方も少なくないはず。そのほかにも、右手で優しく耳を撫でる繊細な指先演技や物陰でのキス、君が大好きだどうしようダンス動画など、書き出したらきりがないほどに見ているこちらまでダンス動画の歌詞通りオットッケ(どうしよう、という意味)してしまうと思う。さらに物語後半では、ハン・ソジュン(ファン・イニョプ)との息の合ったケミストリーも見逃せない。まるで仲の良い兄弟のような関係性に戻っていく2人の姿が可愛くて堪らなくなる。甘いシーンから、切ないシーンまで、チャ・ウヌの魅力がぎゅっと詰まった一作だと思う。
『私のIDはカンナム美人』(2018年)
『私のIDはカンナム美人』は、悲しい過去によって整形を決意した主人公カン・ミレ(イム・スヒャン)の、大学生活と恋愛、家族との絆を描く物語。幼い頃から容姿を理由にいじめられていたミレは、大学入学と共に整形をすることに。そこで、同じ中学だったト・ギョンソク(チャ・ウヌ)と再会してしまう。整形をしたことを秘密にしてほしいとギョンソクにお願いするミレは、次第に彼に抱いていた誤解が解けていき…….。絡んでしまった糸をほぐすかのように、家族愛を描きながら、“自分なんて”とつい思うミレの心情変化と踏み出す一歩を映し出していく。
ミレと同じ中学に通っていた大学の同級生ト・ギョンソクを演じるのが、チャ・ウヌだ。チャリョン中学の最高のイケメンで、あまりの容姿端麗っぷりに、(何をしていても絵になるという意味で)日常がドラマになる人という設定だ。家族関係で涙するシーンでは、目を真っ赤にして泣くのが印象的で、恋愛シーンでは初々しさが残るところが見どころの一つ。手が触れるか触れないかの絶妙な距離から手をつなぐシーンは、甘酸っぱくてドキドキしてしまうと思う。
漫画から飛び出してきたかのような高い再現率と、繊細で温かな演技で心を抱きしめ、急なギャップで視聴者の心をときめかせるチャ・ウヌ。また、ラブコメだけでなく、ファンタジー×アクションなど幅広く活躍し、新たな一面を見せ続ける彼の活躍から目が離せない。
■配信情報
『ワンダフルデイズ』
U-NEXT独占配信中
出演:チャウヌ(ASTRO)、パク・ギュヨン、イ・ヒョヌ
演出:キム・デウン
脚本:ペク・イナ
©2023 Lifetime & Group8
(写真はMBC公式サイトより)