『うち弁』ムロツヨシと平手友梨奈の共演が少ない貴重回 蔵前と杏の電話シーンが印象的に
『うちの弁護士は手がかかる』(フジテレビ系)で主演を務めるムロツヨシが、11月10日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ系)に生出演した。これはムロからの逆オファーであり、10月に出演できなかったリベンジでもある。姿を現したムロは、まさかのパジャマ姿だった。
第5話のエピソードは、蔵前(ムロツヨシ)が盲腸で緊急入院し、杏(平手友梨奈)が今日子(戸田恵子)のパラリーガルを担当するという内容。正式な発表はされてはいないものの、これはムロが腹膜炎のため入院していた対応として、脚本ごと差し替えられたと捉えるのが妥当だろう。結果的に、蔵前が登場する大部分がパジャマ姿での病室、もしくは病院の屋上(実際にはフジテレビ湾岸スタジオ)にとどまっている。
バディを組む蔵前と杏の共演シーンがかなり少ない、ある種の貴重な回であるが、杏がパラリーガルの仕事を通じて、蔵前のことを理解していくこと、蔵前の存在が際立っていくのが面白い。
蔵前は杏に電話でパラリーガルとは何たるかを伝えていく。伝授されるのは、「先生に直接お願いするのではなく、遠回しに自分が思ってる方向に進むように誘導する」という蔵前の奥義。杏が机に置いた資料を開き、今日子はまるで自分が気付いたかのように、「天野先生〜!」と叫ぶ。その様子を見守っていた杏は今だと扉を開け、「先生〜! 何ですか?」とリアクション。「見つけたわ。打開策」と報告する今日子に、杏はニヒルな笑みを浮かべるのだった。
今日子と杏は、天野法律事務所の弁護士・大神楓(菅野莉央)を相手にした争いに勝利。「私……私たちからは、以上です」と蔵前を含めた3人で戦ってきたことを示す杏に、意気揚々と顎下でピースを決める今日子。喧嘩するほど仲がいい。