『ゴジラ-1.0』公開初日からロケットスタート 山崎貴監督の“好き”が詰め込まれた一作に

『ゴジラ-1.0』初日からロケットスタート

 待望の昭和20年代の東京にゴジラを出現させた山崎監督だが、ゴジラ好きなだけあって随所に1954年公開の『ゴジラ』第1作へのオマージュも感じられる。事件の始まりとなる地が第1作と同じ大戸島(架空の島である)で、島の人々が巨大生物をゴジラと呼んでいたため、それが呼び名に固定される。他にもあるのだが、これから映画を観る人の興を削いではいけないので、それぞれ劇場で確認されたい。

GODZILLA MINUS ONE Official Trailer 2

 配給元の東宝の発表によると、『ゴジラ-1.0』は全国522館で公開され、公開初日15時の時点の『シン・ゴジラ』との対比で265%の好スタートだという。洋画・邦画ともに新作映画の公開が金曜日になることが多いが、『ゴジラ-1.0』封切り日の11月3日は祭日で、会社員や学生が足を運びやすかったとのは大きな利点と思える。アニメ映画のような入場者プレゼントがあるわけでもなく、これほどの観客動員があるとは、日本映画はまだまだ捨てたものではないのだろう。12月からは北米1500館以上の規模で海外上映が決まっているとのことで、予告編がYouTubeで公開された時に、日本よりも大きなリアクションが起きたアメリカのゴジラファンたちは、本作をどう観るであろうか。

参照

https://sunpro36.co.jp/blog/10618/

■公開情報
『ゴジラ-1.0』
全国東宝系にて公開中
出演:神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介ほか
監督・脚本・VFX:山崎貴
音楽:佐藤直紀
制作プロダクション:TOHOスタジオ、ROBOT
配給:東宝
©2023 TOHO CO.,LTD.
公式サイト:https://godzilla-movie2023.toho.co.jp
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/godzilla231103
公式Instagram:https://www.instagram.com/godzilla231103/
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